いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

ラノベ部3」平坂読MF文庫J
ラノベ部 3 (MF文庫 J ひ 2-18)

留学生のリアも加わりますます賑やかになりつつも、やっぱり基本的にはまったりとした読書生活を送る軽小説部――通称ラノベ部の部員たち。本屋で偶然出会ったり、部室で何でもない話をしたり、勉強をしたり、家に遊びにいったり――。文香もまた、のんびりと、でも確実に暦やリア、美咲たちとの絆を深めていく。そんなある日、部室で龍之介と二人になった文香は、自分が抱く初めての気持ちを抑えきれなくなり――? リレー小説ももちろん収録、大好評の日常系スクールライフノベル待望の第三弾。微妙に波乱の予感をさせつつも、やっぱりまったり登場です。


ラヴ大幅増量でニヤニヤしっぱなしだった。
まずは一気に騒がしくなった竹田の周りでニヤニヤ。でもやっぱり美咲とのやり取りが一番なんだよなぁ。
もう一つ、暦でニヤニヤ。文香のことに関しての敏感さとその反応がめちゃくちゃかわいい。百合いいよね百合。
そして竹田にも暦にも「良かったね」と声をかけてあげたくなる様な締め方で、幸せ気分。
一方でラノベ関連の討論(バカ話)は減ったけど、随所にラノベネタを絡めてくれるのでそれだけでも満足。今回はリアルな作品がよく出てきた。
ただ、一つだけ大きな心残りが。
何故水着の挿絵が無いんだ!? 暦のたいそうエロかったらしい水着はどんなだったかは分らずじまいなのか・・・


で、やっぱり最終巻なのか。
公式で表紙を見た瞬間からそんな予感はあったけど(全員集合の表紙は最終巻フラグですよね?)、寂しいなあ。
ラノベ読みのために作られたような作品で、シリーズを通して共感できる話題が多くて楽しませてもらった。そして何より「楽しそう」なのが良かった。趣味に恋愛にと高校生活が楽しそうで羨ましいと何度思ったことか。
今にこだわった今だから楽しめるライトノベル。とても面白かった。



以下読んだ人にだけ伝わる各話一言感想


・自在書店にて(インターナショナル版)
龍ちゃんってばやり方がキザよねー。なるほどフラグはこうやって立てるのか・・・て、いやいやいや。普通にお金を貸すだろw


・リレー小説『涼宮冬馬のU1』
平仮名多様でエグいと怖さが増すんですが。
冗談オチ→撮影オチの流れで流石に最後のは読めた。綾さんだしw


・わたしは勉強が出来ない
これは実感したことがある。あ、勉強を教えるリアの苦労の方ですよ。


・声に出し読みたい日本語
そもそも日本語じゃねーってツッコミはなしの方向で?
暦が陥ったゲシュタルト崩壊?は、ROOM NO.1301のしょーとすとーりーずではよく見られます。ね、鈴璃さんw


・パンツじゃないから恥ずかしくないもん
どっちかというと“はいてない”表紙の方が多いような・・・
昔からふつーに少女マンガとか買ってたから、どんな表紙でも特に抵抗はないなぁ


・夏休みの計画
綾&リアのinコミケが読みたかった。


・シット
自分は作者名は割と覚えている方だと思う。
ブログ書くのに1度は打ち込むからだと思われ。


・オビ
帯は買う時にはあまり気にしない派。
というか、ネットで買うことが多いので届くまで何が書いてあるか分らないことが多い。


・いかんせん
いかんせん文香の解答がおしなべて珍妙だったため、苦笑が止まらなかった。
ラノベ部員はすべからく文香に語意を教えるべきだと思うが、同時に漢字も勉強させないと、よしんば正しい解答があったとしても平仮名ばかりでシュールな文になってしまうだろう。
・・・無理がありましたorz


・儚くも永久にカナシ
文香の意外な積極性にビックリ。


・経験値上昇中
あー、、、これは入り込む余地はないわ。


・往復書簡
わーい、真性の変態がいるー
そりゃもうドン引きですよ。ちょっとしか引かなかった暦を尊敬する。


・プリーズ フリーズ
ここまで何度か言いそうになって我慢してきたがもう無理だ。
「くそっリア充めっ!」


・竹泡対談 〜それでも世界は廻っている〜
その意見には全面的に賛成です。
日常系マンガの話はもっと単純に「女の子がかわいいから」でいいじゃないか。
まぁそこにしか逃げ場がない人もいるわけだが(おっと


・Cagayake! GIRLS
リアさん、それはどちらかと言うと綾の担当では?
つーか、お前ら雰囲気台無しだよ!w やはり百合はほんのりがベストか。


・エピローグ 〜journey through the Decade〜
はwwwはwww
その夢、文香の行方不明が一番リアリティがあるような


・ボーナストラック 〜ソラにウサギがのぼるころ〜
ああ間違いない、そいつMだ。