いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第91回全国高校野球選手権大会 第8日

第1試合
高知(高知) 6−7 常葉橘(静岡)


常葉橘が冷や汗ものの逃げ切り勝利。
中盤までは常葉橘ペース。3回に二塁打2本などで3点を先制すると6回に集中打で4点追加。6回終わって7−1と勝負が決まったと思われた。しかし、エース庄司が7回という投手にとって一番きつい回とリードが6点になった気の緩みが重なってしまったのか、それまで外角低めに決まっていた変化球が浮くなどコントロールを乱し始める。
そこを高知打線が捕らえ7回に連打で3点、8回は四死球のランナーを帰して2点で1点差。そして9回1アウト後、1番池知が二塁打を打つも暴走し三塁タッチアウト。これで万事休す。
常葉橘はバントをしない攻撃が大量点に繋がり功を奏した。高知は素晴らしい粘りを見せたが最後の最後でミスで勝機を逃してしまった。


それにしても低目をとったりとらなかったりのいい加減な審判だったなぁ(-ω-;)


第2試合
長野日大(長野) 7−6 天理(奈良)


予想通りの打ち合いは長野日大に軍配。
長野日大はここぞの場面での集中力が素晴らしかった。スコアリングポディションにランナーを進めると8回を除く全ての場面でヒットでランナーを還す見事な決定力で得点を重ねた。
天理は8回のあわや同点打という当たりがピッチャーの足に当たり丁度ショートの真正面に行くなど運もなかったが、1回5回と相手投手がコントロールに苦しんでいるところで相手を助けるようなバッティングをしてしまい、前半に点差を広げられなかったのが最大の敗因か。



第3試合
関西学院(兵庫) 4−5x 中京大中京(愛知)


流れが行ったり来たりのシーソーゲームはこの日4安打と大当たりの中京大中京三番河合の一発で決着。
最後に勝負を決めたのはホームランだったが、それまでは四死球が目立つ試合だった。
初回の中京大中京2点も四球からなら3回の関西学院の2点も死球から。5回の関西学院の勝ち越しは押し出しで、6回の中京大中京と9回の関西学院の同点の時も先頭打者の四球からと、得点のほとんどが四死球から。
両チーム合わせて14四死球が飛び交う試合で、悪い意味でどちらが勝ってもおかしくない試合だった。



第4試合
横浜隼人(神奈川) 1−4 花巻東(岩手)


エース菊池が本領発揮で花巻東が3回戦へ。
花巻東の菊池は1回戦とは違い抜ける球が少なく横浜隼人打線をホームランの1本だけに抑えた。特に後半は危なげないピッチングだった。
横浜隼人も3投手の継投で上手く目先を変えて花巻東打線を抑え投手戦に持ち込んだが、菊地の前に出会い頭の一発以外はチャンすらしいチャンスが作れなかった。