いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「えでぃっと! ―ライトノベルの本当の作り方?!―」箕崎准(一迅社文庫)

えでぃっと! -ライトノベルの本当の作り方?! - (一迅社文庫)
えでぃっと!―ライトノベルの本当の作り方?! (一迅社文庫 み 4-1)

僕の名前は羽沢雛太。中学三年生の時に一迅社文庫大賞を受賞し、今ではラノベ作家と学生、二足の草鞋を履く高校生。
ある日、僕の新担当としてやってきた編集者は、僕と同じ高校一年生の美少女、片桐文香だった。ぎこちなく息の合わない二人三脚で文香を振り回してしまう自分に自己嫌悪。僕ってそんなに酷い作家だったのか……。
さらには次回作のイラストレーターが同じ学校の芸術科に通うお嬢様、宝泉院弓佳だと判明して、また新たな騒動が……。
そろそろ次の新作を書かなきゃいけないんだけど……
僕の夏休みはいったいどうなるの!?
毎日が大騒ぎのライトノベル業界ドタバタ・ラブコメディ、堂々のシリーズスタート!


ラノベ作家の主人公に、編集の女の子、幼馴染み、イラストレーターのお嬢様が織りなすラブコメディ。全員高校一年生という無茶な設定(特に編集者が)だが、雰囲気はゆるく神様も出てくるし気にはならない。
話のキモは業界関連のネタの数々。正直ツッコミどころばかりでストーリーに集中できないw
とりあえず一番笑ったところにツッコむか
L・O・V・Eはやめるんだ! それは死亡フラグだ!!ふぅ、言いたいこと言えてスッキリしたw
ブコメとしてはオーソドックスな作り。今のところはそれほど動きがなくキャラ紹介の域を出ない感じだが、あらすじにシリーズスタート!とあるからこれからなんだろう。
メインヒロインもはっきりしてないが、著者紹介から察するに片桐さんがメインヒロイン? ただ今回は三人の中で片桐さん一人だけ素を見せていないので出遅れた感があるが。
それでも業界ネタだけで十分楽しめた。ラブコメは次からの動き(特に片桐さん)に期待ということで。