いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ラ・のべつまくなし ブンガクくんと腐思議の国」壱月龍一(ガガガ文庫)

ラ・のべつまくなし (ガガガ文庫)
ラ・のべつまくなし (ガガガ文庫 い 1-4)

恋愛経験ゼロ。生真面目に純文学を志すも、希望とは裏腹にラノベ作家としてデビューしてしまった青年・矢文学。しかも著作は、ネットの口コミもあり大ヒット! メディアミックスも決まり順風満帆! ……のはずが、原稿が書けない! 気晴らしに、通い慣れた図書館に向かったブンガクは、そこで出会った少女・明日葉に一目惚れしてしまう。彼女はブンガクのラノベ作品の大ファンで、聖地巡礼の途中だった。仲良くなろうとするものの、ブンガクは二次元アレルギー、明日葉は腐女子で……。カタブツとフジョシの純愛系ラブコメディ!!


ライトノベル作家腐女子のラヴストーリー。
一応今流行のラノベ作家が主人公の物語ではあるが、ラノベはそれほど大きな意味を持たず、非オタと腐女子の恋が主題。
最初から最後まで「恋は盲目だなぁ」と思いながら読んだ。
普通ならドン引きするであろう腐女子マシンガントークも、一目惚れした男のフィルターにかかれば好きなことを貫く強さになってしまうのか・・・ある意味恐ろしいねw
そんな盲目な主人公以外はオタクばかりで、そういう趣味に否定的な人物が出てこないので純粋に恋愛話として読める。反面、ラノベ腐女子などを題材にした意味をあまり感じず物足りない面もある。こういう題材を選ぶなら何かもう一癖欲しいところ。
それでもメイン二人の純朴さも好印象で甘いもの好きの自分としては普通に楽しめた。



特戦隊ネタがあまりにもタイムリーで吹いたwww
なんというタイミング・・・まさか予知?(マテ