いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「二人で始める世界征服5」おかざき登(MF文庫J)

二人で始める世界征服 5 (MF文庫J)
二人で始める世界征服 5 (MF文庫 J) (MF文庫 J お 8-5)

夏休み明けの学校では、文化祭の準備がはじまった。僕のクラスではカレー(千紗の希望)とケーキ(なぜか、魚住さんの希望)をセットで出すことに。そこまではまあいいんだけど、魚住さんが「リンドヴルムを招待したいのです」と言い出した! ちょ、待っ! 何企んでるの!? ただでさえ龍造寺さんに猛アタックされてて頭が痛いんですけど、そのうえ千紗とありすまで――!? 僕はいったい、どうすればいいんでしょうか。いままでどおり、みんなで一緒にいたいだけじゃダメなのかな? ――ついに多角関係に決着が!? 辛口甘口とりまぜて、世界征服ラブコメディ第5弾!


最終巻は文化祭編。
ここまできても定番イベントをこなしますか、どこまでもオーソドックスにいくなぁ。
ハイライトは第二章。千紗とありすのそれぞれの告白シーンが最高。二人の必死さがひしひしと伝わってくる。女の子の一生懸命の告白っていいものですね!
それに引き換えあの朴念仁と来たら・・・
そんな訳で以下激しくネタバレ感想。
うーむ、やはり勝ちきれなかったか。
ほら、ラブコメって基本は先行逃げ切りじゃないですか。誰かが一人勝ちするなら千紗だろうと思って僅かながら期待してたんだけど・・・。まぁなんともハーレムラブコメらしいエンドで。3巻辺りから千紗の優位性はほとんどなくなっていたので予想通りではあるのだけど、どこか煮え切らない部分は残る。

最後は駆け足になってしまったけど、前半はほんわかな雰囲気に癒され、後半はハーレム展開にニヤニヤ出来た良いシリーズだった。


〜辛党の一言〜
千紗用料理(特に久喜島カレー)を一度試してみたい!