いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ごくペン!2」三原みつき(MF文庫J)

ごくペン!〈2〉 (MF文庫J)
ごくペン!〈2〉 (MF文庫J)

「友達を連れてきなさい!」という父の命を受けた凜子は、五十嵐真太郎を自宅に連れていく! 自宅――というよりも、大豪邸にしか見えない日本家屋で二人を出迎えた親バカ大王の権田原父・藤三は、あくまでも「お友達」だという真太郎を見ても娘のことが心配でならなかった! 一方、五十嵐家のメイド・エリザベスもまた、真太郎がどう見てもまともでない学友たちと付き合っていることを案じて動き出す!! 真っ当な学園を目指したとたん風雲急を告げる毒マムシ学園。再びおバカな喧騒に巻きこまれる真太郎と凜子に、明日はあるのか!? ハイグレードおバカ学園ラブコメ二巻目に御座候!!


これはひどいwww(誉め言葉
まさにやりたい放題。
バカネタと主に漫画か身内(MF文庫J)のオタクネタのオンパレード。突拍子の無さはでは1巻だけどカオスっぷりは2巻の方が上かも。いやー笑った笑った。
そんな笑いの坩堝の中で時折不意打ちのようにいい話を持ってくるのがにくい。鈴音の涙にはグッときた・・・ってメインヒロインのいい話はどこ行った? これだと1巻に引き続き鈴音がヒロインみたいなんだが。鈴音派のつもりだったけど、あんまりな扱いに凛ちゃんを応援したくなってきた。
それにしてもやっぱり不思議だ。
やりたいことを無理矢理詰め込んだみたいなのに、なんでこんなにまとめるの上手いんだろう? 
1巻で綺麗にまとまっていたので2巻はどうだろうと思っていたけど杞憂だった。しばらく続いて欲しいバカ小説。