いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「多摩湖さんと黄鶏くん」入間人間(電撃文庫)

多摩湖さんと黄鶏(かしわ)くん (電撃文庫)
多摩湖さんと黄鶏(かしわ)くん (電撃文庫)

Q:年上のおねえさんは好きですか? 
A:はい、俺は大好きです。
二ヶ月前から付き合いはじめた多摩湖さんは、年上だけど下級生という大人な女性だ。
そんな素敵なおねえさんと、エロいゲームを密室でプレイする、二人っきりのカードゲーム研究会の魅惑の日々を描いたのが本作である!(でも本当にそれだけなんだよなあ)
おっと。いちおう断っておくけど、多摩湖さんと俺は、決してキャッキャウフフなバカップルじゃない。二人だけのゲームにいそしむ変態カップルだから。
……いいのかそれでー。


変態なバカップルがイチャイチャしてるだけの小説。
カップル乙としか言いようがないw
中身のないバ会話に変態的なカードゲームと、「バカだー」「へんたいだー」とツッコミたくなる程のバカップルぶりが楽しい。特に毎話ある怒涛の会話ラッシュはテンポはいいしネタは多いしで笑わされた。
・・・なんだけど、不思議なことに全く羨ましくない。
これだけ仲睦まじい姿を見せ付けられたら普通はニヤニヤしたり、羨ましく思ったりするものなんだが。何故だかそういう気持ちが全然湧いて来ない。変態だからか?
う〜ん、不思議だ。



それにしても作品をリンクさせるの好きね。「電波女と青春男」の文化祭の楽しみが一つ増えた。