いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「きゅーきゅーキュート!12」野島けんじ(MF文庫J)

きゅーきゅーキュート! 12 (MF文庫J)
きゅーきゅーキュート! 12 (MF文庫J)

街のイベントの手伝いで、ひな祭の女雛のモデルをやることになった黒媛。相手役は見知らぬ男性――のはずだったが、突然のキャンセルにより、理刀が代わりに男雛をつとめることになってしまう。しかし「それなら自分がモデルをやる」とキュート、スイート、巴、そして百香までもが待ったをかける始末。そこで、女雛の座をかけた、“女子力”を競う勝ち抜きトーナメントが開催されることになるのだが、妖艶な美女グラマー・バタフライ、謎の修道女アン、荒くれ者の鈴木鈴音、と何やらワケありな参加者が三人まぎれ込んでいて――。大人気異種間恋愛ファンタジー第12弾!


本筋は残り50ページだけで後はSS風な話。
流石にキュートが可哀相になってきた。いつも通り影が薄いだけならまだしも、やっと出番がきたと思ったら、衣装はネタ、挿絵はギャグ顔、挙句に○○小説まで読まされるとは。
それでもキュートを軸に話を進める気が見られたのでちょっと安心した。途中までは本編もSS化か? 終わらせる気あるのか? など話とは全然関係の無いところばかり気になっていたのでw
ちなみに今回のイベント女雛座争奪戦は、黒媛出番が短い上に早々に負けてしまったので興味を失ったことは言うまでもない(ぉぃw
それにしても肝心な時には何の役にも立たず、最後にただ邪魔するだけの三女リーザはなんなんだ? 口だけで大事大事言ってるだけで、流石に今回のはイラッとした。
もうそろそろメインヒロインらしい扱いと風呂敷をたたむ準備をしてもいいと思うんだ。