いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「電波女と青春男 (6)」入間人間(電撃文庫)

電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)
電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)

どもども丹羽真です。
えー、俺は今、青春ポイントが浮遊しまくる魅惑のボーナスステージに立っているのだった……!
そう。本日は我が母校の文化祭なのである。
今年は『引力』をテーマとしているらしく、生徒も一般入場者も、全員その小指にはカラフルな糸がぷらぷら結ばれている。なんでも、同じ種類の糸を巻いている人を発見して結び合えば、『運命という引力で引き寄せられた者』同士ということで、めでたく文化祭のメインイベントである体育館ライブコンサートにアリーナ席で参加出来るらしい。さて。俺はその『引力』とやらでどんな相手を引き寄せるんだろうねぇ。
ふと気づけば、見慣れた水色の粒子があたりをキラキラ散乱していた。
この晴れ舞台で、ついにエリオは「せーしゅん女」になる。


うわー、多摩湖さんと黄鶏くんちょーうぜーwww 真の『バカップルだから石を投げました』の気持ちがよーく分かる。

そんなバカップルも大々的に登場の文化祭編は、短編のあの人やら多作品のあの人やら内外の出演者が大集合。加えてまさかの多人数視点で女の子達の心情がわかる嬉しい仕様。短編の小学生時を除いてエリオ視点は初めてかな?
さて、その多人数視点ですが・・・声を大にして言いたい、一番可愛いのは前川さんだと!
傍に居てくれるだけでいいだなんて、なんていじらしい。控えめなアピールに控えめな嫉妬は彼女らしくてニヤニヤだし、無自覚の不意打ちに動揺する姿もやっぱりニヤニヤだしと、悶絶ものだった。ありがとう多人数視点。ありがとう脚色の奥井さんw
一方のリュウシさんは自分が前川派だからなのか、真といる乙女ーな時よりもエリオと居る時の方が印象が強い。リュウシさんのいい子粒子が出てる感じ。てか、なんだかんだで息が合ってるよね、この二人。
文化祭の方はエリオが青春ポイントと一緒に美味しいところ全部一人で持っていった。ま、一応メインヒロインだしね。
青春してんなーが二割、なんだこの最終回みたいなノリは?一割、真と一緒にダメダメ娘を見守る父な気分が七割な、ハラハラが強いけどニヤニヤとは違う笑顔になるエピソードで、読後感は最高。
変わらず面白かった。今回も青春を堪能させていただきました。



あのたこ焼きの鉄板どう考えても特注だよな・・・いくら赤字だったんだ?w