いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「バカとテストと召喚獣9」井上堅二(ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣9 (ファミ通文庫)
バカとテストと召喚獣9 (ファミ通文庫)

墓穴と姦計が入り乱れた対Cクラス試召戦争。Fクラスは、なんとか初日をタイムアップで切り抜け、勝負を二日目に持ち越すことに成功した。しかし、たたでさえ低い点数をさらに減らしてしまった彼らは、いきなりピンチ状態からのスタートに! しかも、明久は風邪で不在……。どうなるCクラス戦!? この劣勢を覆すことができるヒーローはいないのか!? 「それで、話ってなんだい吉井君?」(by知的眼鏡先生)勝利を信じる心と心の絆が奇跡を呼ぶ第9巻!!


1冊丸ごと試召戦争編。
雄二は大将としての役割を全うしていておふざけなし、後から来た明久は仲間のために奔走する見事な遊撃役、前巻のラストで吹っ切れた瑞希はやる気十分&体調万全で鬼神のような活躍と、いつものバカらしさはどこへやら。戦術と友情と気合、まるでスポ根のような回だった。
秀吉だけは試召戦争と関係ないところで青春してたような気もするけどw(77ページの挿絵は反則)
そんな中、外野でコメディをやっていたのがAクラスの皆さん。翔子は雄二がいないので控えめだったが、他のメンバーのいい感じの残念さが楽しい。特に手紙作成は面白かった。工藤さんの意外な一面は可愛かったし、久保君のオチも秀逸。しかし、意外と抜けてたり常識がなかったり・・・こいつらがAで大丈夫か?w
今回は笑いどころは少なかったけど、Aクラスでニヤニヤでき、Fクラスは青春ものとして面白かった。
次は短編集。その次は素性を明かさなかった謎の外人少年がメイン?