いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「織田信奈の野望」春日みかげ(GA文庫)

織田信奈の野望 (GA文庫)
織田信奈の野望 (GA文庫)

高校生の相良良晴は気がつくと、なぜか戦国時代の合戦の真っ只中に飛び込んでしまっていた!? そこで出会った織田信奈と名乗る少女は尾張の大名だという。
見た目はかわいいながらも、行動は破天荒な信奈に、良晴はサル呼ばわりされながらこき使われることになってしまう。
とまどいながらも、信奈とその周囲にいる個性が強すぎる仲間たちと徐々に打ち解けてく良晴。しかし、一方で隣国の駿河から天下を狙う野心家・今川義元との対決の時も近づきつつあり……。
風雲急を告げる戦国時代を舞台にした天下布武ブコメディ、堂々のスタート!


読み始めは「?」が浮かぶことが多かったのだけど、しばらくして楽しみ方が分かった。
「細かいことを気にしたら負け」これに尽きる。時代背景とか身分とか気にしてたら主人公・良晴は何度死んでるかわからないしねぇ。
そして諸々を気にしなければ、会話のテンポはいいし、バカだけど熱い主人公には勢いがあり、萌えというより燃えの方向で面白い。
そういう雰囲気もあってか一番気に入ったキャラは数々の美少女化した有名武将達ではなく、男の斎藤道三。基本はエロ爺、でもやる時はやる男。こういうおっさんor爺キャラは好き。
始まったばかりのラブコメのラブの方が気になるし、続きも買いますか。