いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2」鈴木大輔(MF文庫J)

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2 (MF文庫J)
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2 (MF文庫J)

この小説は『とある事情で離れ離れになっていた兄妹が、再び一つ屋根の下で平穏な日々を送るようになった様子を、ごく淡々と綴っていく物語』である――「確かにブラコンは不便です! でも不幸じゃありません!」「そうかしら。わたくしはあなたの存在そのものが不幸だと思うのだけれど」「そんなことより今回は、姫小路秋人があたしらの実家を一軒一軒あいさつして回るらしいぜ?」「ふふ、ようやく秋人が僕の家に来てくれるのか。これは楽しみだね」「むむうっ!? そんな話は聞いてませんよっ! お兄ちゃん、これは一体どういうことです!?」――すいません嘘です、ラブコメです。家庭訪問の詳細についてはページをめくってみて!


1巻に続いて最後が濃かった。
家庭訪問というイベントを発生させたのはいいものの、会話の内容は1巻でやってたことと同じで、ラブコメ的にもなんの進展もない。中身が無いなーと思いながら読んでいたら、また追い込み型ですか。次からが楽しみになるエピローグその1に、バイトばらしのエピローグ2でそれまでの内容の薄さを一気に補填。
というかなんだこれ、お兄ちゃんの方が重症じゃねーかっ!! これはひどい(もちろん誉め言葉
明るみになった仕事内容と合わせて二重の驚き。わりとハイスペックな主人公だと思っていたけど、認識を改めないと。これはただの変態だw
次はギンちゃんの表紙に大期待。会長だったら泣く。