いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「カンピオーネ! IX 女神再び」丈月城(スーパーダッシュ文庫)

カンピオーネ! 9 女神再び (カンピオーネ! シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
カンピオーネ! 9 女神再び (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫 た 9-9)

草薙護堂の前に、再び現れたまつろわぬ女神アテナ。
何でもひとつ言うことをきくという、護堂が以前助けられた際にした約束を盾に再戦を望むアテナは、争いを望まない護堂の拒否を認めず、祐理やリリアナを石化し、人質にするという強行的な手段で、護堂との戦いを開始する。
アテナが勝負を急ぐのには差し迫られた理由があり…!?


アテナ回かと思ったら恵那回ではないですか。
確かに戦いの中心はアテナだったけど、カンピオーネといえばあのシーン。それの主役=今回のメインでしょう。
で、問題のそのシーンは安定のエロさ。普通にいたしてるよりエロい。この時だけしおらしい恵那というギャップがまたそそる。王も7巻の乱交で一皮向けたご様子で。キスに何の躊躇いもなくなってるし、表紙はこんなだし。
いやホント回を重ねるごとに順調にエロさが増してるわ。全力でありがとうどざいます!と言いたいねw
さて、アテナvs護堂はというと、
気高く傲慢で、でも情に厚い。最後の最期まで彼女らしさを貫き通すアテナ姿にジーンときた。
彼女との共闘シーンは、その熱い展開に、強敵(とも)以上の何かを感じさせるやりとり、剣の出番がほとんどなく戦闘中の神話薀蓄が少なめでテンポ良しと、ここまでのカンピオーネ史上最高の戦闘シーン。
前回が大人しかったというのもあるけど、今回は本当に面白かった。初めの日常シーンもあのシーンも戦闘シーンも、どれも最高。
次はvs王子か。日本でやるのか海外でやるのか、どちらにしろどこが破壊されるのか楽しみ心配だ。