いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「変態王子と笑わない猫。4」さがら総(MF文庫J)

変態王子と笑わない猫。4 (MF文庫J)
変態王子と笑わない猫。4 (MF文庫 J さ 8-4)

横寺陽人は頭の中身が煩悩まみれな高校一年生。ある日、陸上部の練習をサボって保育園に潜入したところ、鬼の仮面をつけた小さな女の子に見つかってしまい――? ?巻発売前のモバイル立ち読みで大きな反響を呼んだ「第0話」の加筆修正版のほか、あの娘の夏休みのバカンスを描いた「沖縄ハッピーエンド」、神聖なる教会の裏庭でちびっこ悪魔と戦う「教会シンドバッド」、遊園地で破滅のラブラブデート(!?)な「幻想メリーゴーランド」など計5編! 女の子のキュートな魅力をぎゅーっと濃縮、ちょっぴりノスタルジックな雰囲気でおくる『変態王子』初の短編集!

本編を補完する短編集。



大丈夫。ちゃんと女の子が可愛く感じられる。
3巻はこのシリーズの良さが全く感じられない話で不安が大きかったので、面白かったよりもホッとした方が強い変な気分。
でも、内容が簡素な短編集だったから読みにくさが消えただけかもしれないので、5巻で長編に戻った時にどうなるか。「3巻とはなんだったのか」になってくれればいいんだけど。



以下各話毎


1.月光ロストワールド
内容:1巻前。月子、梓との出会い。

目の前に綺麗なおへそがあったら当然つt(ry
建前がある状態でもそういうことは普通にするのか。流石は変態。
それにしても、月子の方はどう考えても好感度の上がりそうにない出会いとイベントだなあw



2.沖縄ハッピーエンド
内容:2巻前半の裏。姦し沖縄旅行。

あの二人組ってこんなに気のいい奴らだったのか。特に見かけによらず純情で早とちりのモリイが可愛い。
梓は横寺が居ても居なくても通常運転ですねw
しかし、なぜ印象が違うとみんな兄弟と思い込むんだろう。このシリーズ最大の謎である。



3.教会シンドバッド
内容:1巻から2年ほど前。エマとの出会い。

この娘はやっぱり駄目だ。読んでるとイライラする。このガキ泣かせたい。
Mっ気があれば楽しく読めるんだろうか?




4.陸上ダイヤモンド
内容:3巻後。陸上部の部室にて。

話が進めば進むほど、語れば語るほど残念になっていくつくしさん。月子さんの苦労がしのばれます。っていうかあんたは小学生かっ! もう女王の威厳なんてかけらも残ってないよ。
それはそうと、つんでるさん副部長は行動理念が読めん。部長に近づくために利用価値があるものとして見てる? まさかフラグ・・・ないな。
ところで、その双六に参加するにはどうしたらいいんでしょう(真剣



5.幻想メリーゴーランド
内容:3巻後。横寺と梓の遊園地デート。

自信満々な小豆梓なんて小豆梓じゃないやい!
第2話のコイバナとかデート前の電話の様に、無駄にテンパってるのが可愛いのに。
個人的には後半のヤキモチ月子にニヤニヤ。乗るとは大胆な。
でもこれ、この後修羅場だよね?