いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ロウきゅーぶ! (12)」蒼山サグ(電撃文庫)

ロウきゅーぶ! (12) (電撃文庫)
ロウきゅーぶ! (12) (電撃文庫)

公式戦に向け慧心女子バスケ部の練習メンバーも十人になったのだが、チームワークはいまだガタガタのまま全く進展を見せず。おまけに昴への信頼度も万全とは言えない状況で……。
「なにか変なことをされませんでしたか」(永塚紗季)
「あの時、長谷川さんが手を差し伸べて」(香椎愛莉)
「ひな、けんかはいや。どうしたらいい」(袴田ひなた)
「これからも私をそばにいさせて下さい」(湊智花)
「なんか今日あんま目立ってないかも!?」(三沢真帆)
そんな折、紗季の商店街主催のお祭りで屋台勝負が始まった。この六年生と五年生に分かれての屋台勝負が、吉と出るか凶と出るのか――。
そして、いよいよ公式戦開幕する!


よーーーやく待ちに待った公式戦。
その前に200ページくらいの無駄なファンタジーがあったような気もするが、気にしない方向で。
(小学生に鉄板や生もの扱わせること自体ありえないのに、オリジナルメニューで大繁盛とかファンタジー以外なんと言えと)
さて、その公式戦は
一回戦から本命か。よくある展開で分かりやすいといえば分かりやすいんだけど、欲を言えば一試合くらいは普通のチームとの対戦が読みたかったなあ。これまで格上相手の奇策バスケが多いから、真っ当に強い慧心ってのも味わってみたかったんだが。
というわけでいきなりの宿敵硯谷戦。
愛莉無双か! これは予想外。しかも正攻法で強い。一番の成長株の活躍を頼もしく思いつつ、強豪相手にこんな戦いが出来るならますますそこそこの相手との試合が欲しかったなと思う1Q。
続く2Qは五年生チーム。これは後半へ向けての布石だね。3Qでフルボッコにされて4Qで奮起する絵が見える。でもバスケのコートで双子の作戦はどうなの。キャプテン翼の無限に続くフィールドを思い出した。
何はともあれリードして前半終了……って、途中で切れるんかい!
勝っているのにそんな感じが全然しない不気味なところで終わっているので、続きが気になる。。今のところ目立っていないエースの活躍に期待。