いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「盟約のリヴァイアサン II」丈月城(MF文庫J)

盟約のリヴァイアサンII (MF文庫J)
盟約のリヴァイアサンII (MF文庫J)

《竜弑し》のルーン・弓の秘文字を授けられたハル。アーシャや織姫と共に、傍目には羨ましい学生生活に戻るのだったが――そんな日々も束の間、銀竜パヴェル・ガラドが日本に襲来する。彼もまた《竜弑し》の所有者、剣の秘文字を継ぐ者だった! 悪路王、水無月リヴァイアサンと共に挑むハルたちだが、銀竜の猛攻に窮地に立たされる。そして、織姫が絶体絶命となったそのとき、ハルはついに“魔導の杖”を錬成し……!? 弓か剣か――いま、《竜弑し》同士の苛烈な戦いが幕を開ける! 至高のドラゴン・エンタテイメント、鮮烈に刻む第2弾!


1巻では囚われの姫役だった羽純がヒロインに加わって賑やかになった2巻。
どんな事態が起きても飄々としていて、本人に堂々と見る気ありと言ってのける。お前のようなむっつりがいるか!
というわけで、主人公がストレートにスケベだと分かると同時に、このシリーズのメイン(同作者の『カンピオーネ!』における「キス」のポディション)が「おっぱい」だったことが判明。これはスケベじゃないと務まりませんわ。おかげさまで挿絵のおっぱい率が高くて大変よろしい。
さて、新ヒロイン羽純……が、いい娘過ぎてあまり目立たなかった代わりにいいところを持っていったのが織姫。
デレかけいただきました。デレに移行中な感じがとてもいい。それにあれを戦闘で窮地を脱するのに必要な行為にしているのが巧い、と言うかズルいよね。
ちなみにメインヒロインのはずのアーシャは、まああれだ、女子力アップの特訓してたから次頑張ってくれるはず、たぶん。影が薄くなっていくパターンな気がしなくもないが。
他はいつも通りな感じで。日常シーン、特にラブコメが面白く、戦闘は盛り上がるところは盛り上がる代わりにその間が間延びするという安心安定の丈月作品クオリティ。
次は唯我独尊タイプの新ヒロイン登場……それなんてエリカ?



ところで、M部長のビジュアルイメージはマツコデラックスでいいんですよね?