いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「カンピオーネ! XIV 八人目の神殺し」丈月城(スーパーダッシュ文庫)

カンピオーネ! 14 八人目の神殺し (カンピオーネ! シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
カンピオーネ! 14 八人目の神殺し (カンピオーネ! シリーズ)

剣の王・ドニが魔術結社を招集して催した神獣狩りに護堂を招待する。
イタリアで再会した二人の神殺しに魔術師たちは騒動の予感を覚える。
不審な行動を取るドニを追った先で、謎の洞穴に吸い込まれた護堂、エリカ、恵那の三人はどことも知れぬ場所をさまようことになってしまう。
さらに、その地で護堂は新たな神殺しと邂逅する…!!


ついに現れた最後、七人目のカンピオーネアイーシャ
その正体は、、、おっとり系天然ボケのお姉さんでした。予想外過ぎる。
この人がどうやって神を殺したんだろう。全く想像が出来ない。しかし、これまでと毛色の違う権能とその性格が合わさって、他のカンピオーネと同等かそれ以上のはた迷惑な存在なのは間違いなし。神殺しだからね、仕方ないね。
でもまさか、その能力でタイムトラベルまでしてしまうとは思わなんだ。
国や地方関係なくあらゆる神が出てくるので何でもありなシリーズだとは思ってたけど、そっちの方向に突き抜けるとは。これも予想外。
そして極めつけは護堂vs護堂。
いや、護堂がもう一人出てきたわけではないのだけど、過去で出会うサブタイトルでもある八人目の神殺しが開き直った後の護堂のような性格で、戦い方や窮地でとる行動がそっくり。もちろん往生際の悪さも。当然のように実力伯仲の大技の応酬は文句なしの盛り上がりだった。
そんなわけでどれもこれも予想を裏切られ上回られた14巻。これほど面白いことはない。あ、ドニのおバカの行動だけは予想通りだったかw 
次はそのドニと再戦か? 



おっと、一つ忘れてた。
一人だけ例のシーンがなかったリリアナェ…(´;ω;`)ブワッ