いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ロウきゅーぶ! (13) 蒼山サグ(電撃文庫)

ロウきゅーぶ! (13) (電撃文庫)
ロウきゅーぶ! (13) (電撃文庫)

いよいよ始まったそれぞれに因縁を持つ硯谷女学園との公式試合。六年生&五年生の頑張りに硯谷も全力で向かってくる。そんな一進一退の白熱する展開の中、慧心女バスにアクシデントが発生し……。
「しっかりとあたしの役目をはたすぜ!」(三沢真帆)
「ゆうじょう、ほほえみ、ふぇあぷれー」(袴田ひなた)
「わたしたちのバスケを守らなくちゃ!」(香椎愛莉)
「ふふ……。みんな、本当にありがとう」(永塚紗季)
「私たちにできる最高のバスケを形に!」(湊智花)
エースとして先輩として自覚を持ち始めた未有に加え、確実に力を付けた綾とトリッキーな怜那。さすがは強豪校の硯谷だが、智花たちには彼女たちの武器がある! はたして試合の行方は──!?


本編最終巻。
バスケに始まりバスケに終わる素晴らしい最終巻だった。しかも、ロリ描写少なめ!w
白熱の硯谷戦(後半)がとにかく熱い!
競技中なのに台詞が多くて演出過剰気味、その台詞も青春一直線で読んでる方が恥ずかしくなりそうなほどクサい。でもそれがいい。これこそライトノベルのラストに相応しい。
どの台詞にもこれまでの経験と成長が籠められていて、これまでの試合を思い起こさせられたり、そこから比べて彼女たちの成長力を思い知らされたり。やっぱり小学生はs(以下自粛
その後のエピローグで小学生よりも高校生の方が丁寧に扱われていたのが少々意外だったが、あとがきによると短編集が出るようなので、小学生たちのその後の話はそっちでやるんだろう。
完全に自分の好みの問題だが“スポ根”で終わってくれてよかった。読んでいても面白くない、というか引く表現が多々あったシリーズだけど、ミニバスに対する姿勢は真剣でバスケのシーンは文句なしで面白かった。