いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「GJ部中等部 (7)」新木伸(ガガガ文庫)

GJ部中等部 (7) (ガガガ文庫)
GJ部中等部 7 (ガガガ文庫)

いつもの放課後、いつもの広い部室。季節がヒトを成長させるのか、ヒトが成長するから季節が変わるのか。衣替えにあわせて、心も入れ替わってしまった男がここにひとり……。グルーミングにコタツ様、ヤキイモチャレンジなどなど、あいかわらずの部活動にチラと感じる変化の風。変わるのは人間関係? それとも……体重? 今秋ついに、7人目の部員が中等部入部……! 日常に恋する☆四コマ小説、36話収録! ちいさな旋風が暴風に……なる!? ファン待望の『アニメ「GJ部」ファンブック GJ部活動記録集』も同時発売です!

新入部員!? 遅ればせながら一年生投入かと思ったら、、、こてさしゅさんかーい。
いやいいけど。レギュラーメンバーよりキャラ濃いから大歓迎だけど。
さて今回は、最近では珍しく高等部の影がほとんどない中等部。
そんな中で目立っていたのはジンジン。
残念さだったり聖羅のイジラレ役だったりの主にマイナス?面で。まあ笑われてなんぼだから、目立つ=本人は不本意だよね。でもそれに加えて“スケコマシ”も十分発揮しやがっている。やっぱりグルーミングの羨まけしからんさはハンパないな。
そういえば相方・ケンケンの成長が何回かクローズアップされていたけど、正直君には興味が……(おい
ところでこのシリーズ、スナック感覚でサクッと楽しめる作品なので、流行りもの、時事ネタと相性がいい。事実、オープニングからの数話はそんな話題が多かった。
その反面、100%日常系なので非日常とはあまり親和性が高くない。ちょっと不思議(紫音さんの頭脳とかジル姉妹の身体能力とか)までは許容範囲内でも、魔法とか呪いとかファンタジーは異物。
そんなわけで、最後の「小手指さんの受難」は違和感が強くてイマイチ。そしてこれで終わってしまったので読後感もイマイチ。
まったりゆるゆるなシリーズなので巻の終わりはふんわり終わって欲しいというのが本音。