今年の読んだ本は
281冊(漫画等除く) でした。
その中からお気に入りのものをいくつか上げてみました。
今年も例年通り曖昧なジャンル別でお送りします。
(シリーズものの画像は今年出版のもののみ)
↓長いので格納↓
●冒険
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」大森藤ノ(GA文庫)
GA文庫大賞初の大賞作品。今年だけで4冊も出たのね。
MMORPG風ファンタジーの舞台で危なっかしいが成長著しいベル少年をハラハラドキドキ見守る成長譚。
ヒロインが量と質ともに揃っているのも魅力。
「一つの大陸の物語 〜アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他〜」時雨沢恵一(電撃文庫)
アリソンシリーズ、ラストエピソード。
「冒険」という単語が似合う単純にワクワクさせてくれるシリーズでした。
カップリングの中ではメグとセロンの組み合わせが一番好き。
産業革命後の英国に近い世界観で科学と魔法、人間と幻想種が交差するファンタジー。
特長はなんといっても女性陣の力強さ。有能な主人公もたじたじのヒロインたちの活躍をご覧あれ。
そしてなにとぞ続きを!
●戦記
「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」宇野朴人(電撃文庫)
今や電撃を代表する戦記ファンタジー。
“いい性格”で博識な主人公・イクタコミカルな日常パートも面白いが、やっぱり圧倒的な壮絶さと緊張感を誇る戦争の描写が最大の魅力。4巻で一息入ったので5巻が楽しみであり恐ろしくもある。
アルデラミンとは毛色の違うキャラクター重視のライトノベルらしい戦記もの。
本バカ軍師・レジスが本バカらしい知識力で窮地を脱する方法が毎回楽しみ。
それにしてもこの本バカ、モテすぎである。
●ラブコメ
「この部室は帰宅しない部が占拠しました。」おかざき登(MF文庫J)
定番の学園ハーレムラブコメでありながら、主人公に不自然な鈍感さやなよなよしたところもない、読んでいて清々しいラブコメ。最後もしっかり答えを出してくれました。
また度々出てくる料理描写も魅力の一つ。
「温泉ドラゴン王国 〜ユの国よいとこ、一度はおいで〜」山川進(オーバーラップ文庫)
ゆる〜い作風とネタの色の濃い温泉の効能で気軽に楽しめるドタバタコメディ。
2巻からはラブ要素増量中。温泉が題材で当然裸も出てくるのに全くいやらしさを感じない珍しい作品でもある。
今年のタイトル詐欺No.1 もちろんいい意味で。
現代の社会問題を絡めた家族愛の話で、しんみりしつつ色々と考えさせられるとこ請け合い。
恋愛要素は薄いけど家族愛もラブと言えばラブということで。
●変態
ついにクライマックスを迎えた熱血バカコメディ。
佐藤が10巻は通報したくなる「変態」を、11巻は熱い《変態》を見せてくれる。
まさかまさかのアニメ化企画進行中、ツインテールのツインテールによるツインテールの為の魔法少女バトルアクション。
何を言っているのかよく分からないと思うが、本編の文章もツインテール愛に侵されていてこんな感じw
●エロ
このジャンル分けはどうかと思うピュアな青春ラブストーリーなのだが、雰囲気がエロいんだからしょうがない。
恋が始まる瞬間から付き合い始めるまで、恋愛の一番の醍醐味がギュッとつまっていてキュンキュンする。
こちらは文句なしでエロ!(こら
ついにハーレム王・護堂が開き直ってしまったからね、仕方ないね。
●涙
「命の後で咲いた花」綾崎隼(アスキー・メディアワークス)
今年は泣ける良作にはあまり出会えなかったので、ライトノベル以外から。
二部構成の意味と無愛想な青年・透弥の心中が分かってしまった瞬間のどうしようもない切なさは忘れられない。
以上の中で今年の一押しを…………選びきれなかったので二作品で。
来年も良作に出会えることを祈りつつ、皆さま良いお年を!