いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「GEφグッドイーター」新木伸(ガガガ文庫)

GEφグッドイーター (ガガガ文庫)
GEφグッドイーター (ガガガ文庫)

いつものダンジョン最下層。そこで繰り広げられるキャッチ&イートの毎日。一般人の少年カインは、ひょんなことから、“おいしいものを食べる”ことを目的とする“グッドイーター”に参加することになった。そこで出会ったのは、元勇者と元魔王と元暗殺者という、いわくつきの三人。彼女たちに囲まれて、やっつけたモンスターのお肉を食べたり、看板娘・エルマリアがいるいきつけのお店“腹ぺこ赤竜亭”で満腹になったり。「GJ部」コンビの最新作は、ごはんのおいしい4コマファンタジー小説!今回も36編収録で、みんな満足でお腹いっぱい。


倒したモンスターは必ず食べるというルールでダンジョンに潜る、元勇者御一行の“食生活”を描くファンタジー
4ページ一話の作りだけでなく、キャラクターもほぼ踏襲されているGJ部(無印)のファンタジー版。
元勇者は(≒真央)はほぼそのまま。元魔王(≒紫音)は性格は変わらないが胸部装甲が某作品の魔王をリスペクト。元女神(≒恵)は天然よりも現金寄り。元暗殺者(≒キララ)は無口な理由がちょっと違う。主人公も、まあそのままかな。
ということは大好きな紫音さんならぬ魔王さまを愛でればいいんですね、わかります。
「さわっていいよ」など大変結構な萌えでございました。「魔王さまとケッコン」も、あんなこと言われたら喫茶店が開けるくらいコーヒーに凝りだすのは間違いない。
と、ホクホクいしていたら最後の最後になって意外な伏兵が。
元暗殺者ことアサシンさんがあざとかわいい。これはキララさんには出せなかった破壊力だ。これは楽しみが二倍になった。
前作と変わらず面白かった。気楽にサクッと読める作品が帰ってきてくれたのが単純にうれしい。