いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ノーゲーム・ノーライフ7」榎宮祐(MF文庫J)

ノーゲーム・ノーライフ7 (MF文庫J)
ノーゲーム・ノーライフ7 (MF文庫J)

悠久の大戦の果て、ゲームで全てが決まる世界へと変わった【ディスボード】――けれど、手段が暴力からゲームに変わろうとも、勝者が敗者を蹂躙し、犠牲を重ねる『定石』。幼き日の巫女は嗤った……「なにも、変わってなどいない」と。――だが、裏切り、騙し、欺き合う者達が、それでも互いを信じられるというならば。命を賭けた賽子で、位階序列一位・神霊種の双六すら食い破れるならば。
「そん時こそ認めたる。変われる――変えられる世界に、確かに変わっていたとッ!!」
”旧き神話”を継ぐ”最も新しき神話”――大人気異世界ファンタジー、第7弾!!


一年三か月ぶりの新刊。しかも前巻は過去編だったので本編の記憶は遥か彼方w
そんな久しぶりの本編は、神一歩手前の序列一位・神霊種に挑戦。そう言われてみればそんな展開だった。
ゲームは双六。神に匹敵する能力の相手が作ったとあって、スケールが……大きすぎてクソゲーになってるじゃねーか! それをネタにしてコメディやってるから良いけどさ。
肝心のゲーム内容は、誰かを陥れないとゴールに手が届かないルールの中で、ジブリールやいづなを含め今まで仲間に引き入れてきた仲間たちと本気で騙し合う。『  』には敗北の文字もないけど協力の文字もないな。だからこそ熱い展開になるのだが。
まだ前編なので、それぞれがどんな準備をして来たか、どんな罠を仕掛けているのかを読み解くのが楽しみどころか。まあ、後編になってみないと何ともというのが本音。
と思ていたら、このラストである。5巻で打っていた布石も、6巻の過去編も、そしてこの7巻の内容も全て網羅した後編になってくれそうで期待は猛烈に高まった。
……が、その後のあとがきで「勝手にハードル上げて勝手に潰れた」って自白してるんだけど。6巻の比じゃないくらいものすごーくハードル上がってますよね、これ。おいおい。大丈夫か?(^^;



蛍光マッチョがキモすぎるんですが!w 挿絵シーン選んで!