いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「Only Sense Online 6 ―オンリーセンス・オンライン―」アロハ座長(富士見ファンタジア文庫)

Only Sense Online (6) ―オンリーセンス・オンライン― (富士見ファンタジア文庫)
Only Sense Online (6) ―オンリーセンス・オンライン― (富士見ファンタジア文庫)

【センス】と呼ばれる能力を組み合わせ“唯一”の強さを目指すVRMMORPG――「オンリーセンス・オンライン」
大型アップデートにより、限定クエスト【妖精郷を救え】が出現する。だが、生産職たちの興味はむしろ追加された新素材に向いていた。ユンは研究のため素材採取に出るも、MOBに寄生する謎の植物に出くわす。これこそ【妖精】クエストの討伐対象で!? 図らずもクエストに参戦してしまったユンは、パートナーの【風妖精】と共に、ソロで攻略していくはめに――。
かつて倒したBOSSと連戦するユン、助けてくれる仲間も今はいない。その時、最不人気センス【空の目】がついに覚醒し!?


う〜ん、、、
自分達の本来の形で戦えば強いのに、わざわざ相手のサッカーに合わせて戦術を変えてボロ負けするサッカーチームを思い浮かべた。


6巻は新クエストで戦ってばかりだった。
このシリーズにバトルシーンは求めてないんだけど……。基本キャラクターが技名を叫んでいるだけで、あとは簡素な説明が入る淡泊な戦闘シーンだからなあ。前は生産メインで戦闘はそこまで多くなかったから、これでも何の問題もなかったけど、戦闘ばかりでこれはちょっと。
そのメインたる生産の話も、エミリと一緒に金属糸のレシピを探る話になった時はワクワクしたのに、蓋を開けてみればほとんどエミリ一人で解決してきてしまっていて二人で開発した感じはゼロ。ここが一番がっかりした。
あと、これは個人の好き嫌いの問題で申し訳ないが、ユン幼女化のエピソードは本当に必要だった? ただ幼女化だけならコメディの定番イベントではあるから需要はあるんだろうけど、その理由がね。イタズラとかドッキリって大嫌いなんだよね。何が面白いのかわからない。
ゲーマーではない主人公が創意工夫して、廃ゲーマーをも唸らせたり一目置かれたりするところが面白いシリーズだったはずなのに、流されるまま戦っているだけではその良さを出すのは難しい。そもそも主人公が生産職である意味が薄れてしまっていて本末転倒。
1,2巻は本当に面白かったのに、ここ最近は次を買うかどうか迷うレベル。自分の中の期待値が高すぎるのかな。