いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「甘城ブリリアントパーク7」賀東招二(富士見ファンタジア文庫)

甘城ブリリアントパーク (7) (ファンタジア文庫)
甘城ブリリアントパーク (7) (ファンタジア文庫)

みんな元気〜!? どうもです。水の精霊ミュースです。
可児江さんはなんだかぴりぴりしてるけど、最近甘ブリには活気が出てきています! けど……エレメンタリオの信じられない秘密が明らかになってちょっとへこみ気味です。
サーラマのお家は燃えちゃうし、コボリーの動きは怪しいし、シルフィーは相変わらずだし。あたしもモッフルさんたちとの突発飲み会で、大胆な告白させられちゃうし……。
ダメです! これは、あくまでプライベートのこと……パークの未来はあたしたちキャストのがんばりにかかってるんだから!
今日もエレメンタリオで、ゲストのみなさんをお待ちしてます!!

甘城ブリリアントパークで人気のアトラクション・アクワーリオ改めエレメンタリオのダンサー四痴女精霊の視点で送る短編集。
アニメを視ていないこともあってこの四人の印象は限りなく薄いので、突然メインを張られても困惑しかないなあ、と思いつつ読み始めたが、従業員から見たメインキャストの日常として楽しめるのと、一話目がメンバーの素顔紹介な内容になっているので問題なく楽しめた。



火の精霊なんだけど仕事から帰ったら自宅が炎上してた件
火の精霊サーラマ視点・宿無になったサラーマが転々と渡り歩く
スマホ中毒のサーラマは印象に残ってたけど、コボリーはこんなキャラだったのか……。ミュースが下宿先を恥ずかしがる理由がよく分からん。自分が男だからかね。
で、いすずさん。どこのバスタブ置いてんですか!w



腐ってばかりじゃないんですよ?
土の精霊コボリー視点・園内でイタズラならぬ良い事をする謎の『妖精さん』の話
前の話で一気に株を落としたコボリーさん、今度は爆上げ。
趣味は女の子らしく腐っているのに、生態が男の子のオタクぽい。



普段ない組み合わせ
水の精霊ミュース視点・意外なメンバーで飲み会。
相変わらず飲み会シーン書くの好きだなー。はい、それを読むのが大好きです。
いい感じに本性と本年を曝け出してくれるところと、話題がリアルで人間臭さが滲み出るのが堪らなく良い。
ミュースは将来が心配になる娘さんですね。いい人に出会えたらいい奥さんになりそうなのに、悪い男に引っ掛かりそうな感じが半端ない。



しるふぃー・ちゃんえる! わくわくレビュー
風の妖精シルフィー視点・シルフィーがネットで買った商品の紹介
文章が天才過ぎたw(=理解困難)
結論としては「ネット怖い」で間違ってないと思う。多分。



次回はシリアス回の模様。
シリアスな長編とコミカルな短編が交互に来るのはフルメタと一緒ね。