いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「Only Sense Online 8 ―オンリーセンス・オンライン―」アロハ座長(富士見ファンタジア文庫)

Only Sense Online (8) ―オンリーセンス・オンライン― (ファンタジア文庫)
Only Sense Online (8) ―オンリーセンス・オンライン― (ファンタジア文庫)

【センス】と呼ばれる能力を組み合わせ“唯一”の強さを目指すVRMMORPG――「オンリーセンス・オンライン」
巨大MOB体内ダンジョンに精神ダメージを受けてダウン中のユンのところに、姉のセイが所属する最大手ギルド【ヤオヨロズ】のホームで開かれる宴会の招待状が届く。気分転換になるよとミュウに連れられた先で待っていたのは、新たな生産素材や機材、ギルド式レベリングなどの新発見ばかり――。ヤル気が出てきたユンだったが、料理に、新薬開発にと頼られっぱなしで、さらには、攻略の最前線【火山】エリアへの先遣隊参加が決まってしまい!? 初の高レベル帯でユンの技能が試される!!

挑んだクエストが気持ち悪かったのと消化不良だったことで元気がないユンを、セイ姉のギルド【ヤオヨロズ】が中心になって元気付ける。といった内容の8巻。
新エリアに行って生産して戦ってと、7巻と大体同じような流れ。とても安定していて安心して楽しめる一方で、刺激が足りないのも確かなので、この安定が良いか悪いかは難しいところ。
まあそれはさて置き、今回の読みどころは表紙から最後まで何度も入るセイ姉のサービスシーン……と言いたいところだけど、このシリーズらしいところだと久しぶりに幼獣たちとの触れ合いが多かったことか。
リウイとザクロの癒し力は健在だった。ザクロの小動物然とした振る舞いとかリウイのクーデレ(死語)具合とか。そういえば妖精って居なかった? どこいった?
他には【ヤオヨロズ】の生産職のメンバーとの刺激を貰ってあれこれ作るシーンは良かったが、、、最後はやっぱり戦うのね。だから別に戦わなくていいのに。どうしてもアクションを入れなきゃならないのはラノベの宿命なんだろうか。
初めに言ったように安定して面白かった。でも、個人的にはお気に入りキャラであるマギさんとエミリが出てこなかった分だけ7巻よりマイナスかな(マギは最後にちょっとだけ出てたけど)。そろそろ生産三人衆との絡みが読みたいねえ。