いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン IV ―サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス 〈上〉―」時雨沢恵一(電撃文庫)

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (4) ―サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス (上)― (電撃文庫)
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (4) ―サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス (上)― (電撃文庫)

ピトフーイのリアルな死をかけた第二回スクワッド・ジャムから約三ヶ月。突如アナウンスされた第三回大会に、レン、ピトフーイ、フカ次郎、エムの最強チーム〈LPFM〉が挑む!
優勝候補筆頭と目される彼らを待ち受けていたのは、“時間経過とともに海へ沈むフィールド”“MAP中央に潜む【UNKNOWN】エリア”“無名チームの結託”という過酷な状況だった!
――そして大会中盤、突如全プレイヤーに告げられる特別ルールとは!?
時雨沢恵一黒星紅白による「もう一つのソードアート・オンライン」が、再び動き出す!!


出ました4巻。3巻が壮絶でやり切った感があったから、あそこで終わるんじゃないかと半分くらい思ってた。
そう思ったのは自分だけではないようで、主人公のレンちゃんも全く乗り気じゃない様子。まあ押しの弱い彼女のなので周りに流されて出てしまうのだけど。
そんな主人公の代わり?に著者はやる気満々絶口調。銃の性能から背景、使える弾丸の性能まで事細かく解説。銃火器薀蓄の時は本当に楽しそうですねsgsw先生。
内容的な見所は、前回大会でレンに完敗したクラレンスとピトフーイをあと一歩まで追い詰めたシャーリーの女の戦い。前から性格がイッちゃってるクラレンスと、前回の敗北から修羅と化したシャーリーのマッドでスリリングな一騎打ちが熱い。
それしにても、本当にこのシリーズは男がモブだ(苦笑)
最後は巻の初めから何度も思わせぶりに出て来ていた特別ルールが発動して下巻へ続く……って、結局そーなるんかーい! まあレンちゃんやる気なし、ピトさんまったりモードじゃ物語にならないもんな。
問題は誰が味方になるかだね。恐らくSHINCのメンバーだろうけど。前回漁夫の利優勝チームの動向も気になる。閉じ込められたビルからの大脱出劇が……ないだろなあw