いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ふぉーくーるあふたー3」水沢夢(ガガガ文庫)

ふぉーくーるあふたー (3) (ガガガ文庫)
ふぉーくーるあふたー 3 (ガガガ文庫 み 7-14)

新戦力・レイアールナが加わり、悪の文豪集団を撃破したレイアーソルとレイアーテラ。好評を博しつつある彼女たちの番組『魔星少女リフレイアS』は、新要素として主題歌を作ることに。しかもウマちゃんの母星の制作側の要望で、それを陽奈たち地球の魔星少女に歌ってほしいという。一方、悪の魔星少女・カラミティーサタンも、新たな作戦を立案。自らアイドルとなり、陽奈たちの代わりに主題歌を歌おうと企むが……。魔星少女アイドルユニット結成! 降臨するかつてない強敵! 歌え、踊れ、地球の平和と番組の視聴率のために!

ああ、ツインテールが溢れ出てきてる!w
こっちはそういう話じゃないのに。まあ水沢先生の持病だから仕方がないのか。


今回は主題歌作りましょうって話。……え? なかったの?
3巻は面白かった。実は2巻で切ろうかと思っていたのだが、他に買うものがなかったことが幸いした。
何をするのか模索していたような2巻と違い、やることが決まっていてキャラクターも物語も動いている感じがした。
何より良かったのがバトルシーン。1,2巻は遥が茶々を入れるせいでボケとシリアスが混在してメリハリのないものになってしまっていたのが、今回は遥が色ボケをかますこともなく、先輩のピンチに駆けつける後輩や復活からの逆転劇など熱くなるシーン目白押しで文句なしの「燃え」の戦闘だった。
切り離されたボケの方は、ちゃんと別のところで絶好調。
中でもOP曲の歌詞の出来の良さには吹いた。アー、オン、モァ、ルゥィっておまえwww
最後は話が唐突に壮大になって俺ツイの世界と繋がりそうな気配も見せて、今後の話の広がりに期待を持たせる内容。……だったけど、そんなことは関係なく次もボケ倒しのスタートなんだろうな。