【TVアニメ化】響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話 (宝島社文庫)
北宇治高校吹奏楽部の活躍を描いた人気青春エンタメシリーズ、初の短編集。葵が部活を辞めた本当の理由が明かされる「あの子には才能がある」、葉月が秀一を好きになったきっかけとその後の顛末をつづった「好きな人の好きな人」、「とある冬の日」では、秀一が久美子についに告白!? など、北宇治吹部の面々の、甘酸っぱくてちょっぴり切ないヒミツの話をたっぷり盛り込んだ、必読の一冊!
本編の合間を補完する短編集。
一話一話がかなり短いのでどちらかと言えば掌編集か。いつもの久美子視点だけでなく色々なキャラの視点があるのでキャラクター小説の色が濃い。
そんなわけでキャラクターごとに一言。
久美子
失礼ながら、こうしてみるとやっぱり地味な子だなって。
普段は彼女の目線で物語が進み彼女の感じたものを読む物語なので当然印象に残るけど、色々なキャラの視点で描かれる短編集だと存在感が薄い。
でも最後の大胆さには驚かされた。
葉月
初心者なのでいつも久美子たちと苦楽を共にできなくて出番が少ない彼女だが、この短編集では出番多し。
秀一が気になってしまったエピソードが語られるが……チョロインかな？
緑輝
女子校育ちの少女漫画大好きで葉月よりもチョロイン適正高そうなんだけど、そんな感じは一切しない不思議っ子緑ちゃん。
というかこの子、強靭なメンタルに押しの強さ、出刃亀根性に下世話なところ。将来、典型的な大阪のおばちゃんに成りそうな気がする。ワンポイントメッシュは緑だなｗ
麗奈
滝先生との出会いの物語が書かれるも、他にはもう一度ほどしか出番がなく影が薄い。残念。
久美子とイチャイチャしてるとこが読みたかったが、仲良くなってからの話は少ないから仕方ないか。
黒髪美人だからお化けコスプレは似合いそう。
秀一
最後に男を見せてくれたような、その場の勢いだけだったような。久美子がきっかけを与えなければ、そのままの関係がずるずる続いていたんだろうな。
結局ヘタレのイメージは抜けず。うん、まあ優しくていい人ではあるよね。
あすか
相変わらず他人に興味が無さすぎて怖い。
普通なら許されない発言多すぎ。但しイケメンに限るの美女版だな、この人。
後藤＆梨子
何卒末永くお幸せに。
こんなおしどり夫婦っぽいカップルでも遠距離になったらダメだったなんて現実的なオチを付けられたら、読者が鬱になりかねないので、君たちには幸せにくっつく義務がある。
夏妃＆優子
喧嘩するほど仲がいいを地で行く犬猿仲良しコンビ。
度々登場して生温かい空気を醸し出して行った。このコンビ結構好き。
でもまさか、三年になったらあんなことになるとは。
