いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第106回全国高校野球選手権大会 第5日

第一試合
鳴門渦潮(徳島) 4-8 早稲田実(西東京)

打力に勝る早稲田実が打ち勝った。
早実は前半から毎回のように得点圏にランナーを送りプレッシャーをかけると、相手投手の球数が増え打線が三周り目を過ぎた6回からは完全攻略。毎回得点で突き放した。
鳴門渦潮はエースで四番のチームの大黒柱岡田が185球完投の熱投。打線も少ないチャンスを確実にものにして食らいついたが、最後は投手も守備も打線も力尽きたように精彩がなくなってしまった。
鳴門渦潮はいいチームだったなあ。5安打で4得点、ヒットを打った回は必ず得点している集中力はお見事。せめてもう一人力のある投手が居れば。



第二試合
聖光学院(福島) 1-2 鶴岡東(山形)

東北勢対決は鶴岡東に軍配。
序盤から両チーム打線が活発で前半3回が終わって2-0ながら、このまま決まるわけがないと思っていたのだが、まさかそこから1点しか点が動かないとは。
聖光学院はとにかくホームが遠かった。相手を上回る9安打を打ちながらも8回の内野ゴロの間の1点のみ。1回、2回と連続でノーアウトでランナーを出しながらバントのミスで進められなかったことで、チームの歯車が狂ってしまったか。こういう時の重い空気は振り払うのが難しい。



第三試合
大社(島根) 3-1 報徳学園(兵庫)

大社が昨日の掛川西(60年ぶり)を上回る63年ぶりの夏勝利。二年連続選抜準優勝、優勝候補の報徳はまさかの初戦敗戦。
報徳のエース今朝丸は7回途中までで9奪三振と流石の投球だったが、立ち上がりに落とし穴。味方のミスも重なって初回2失点。これが最後まで響いた。
しかし、もっと誤算だったのは打線。大社のエース馬場が力感のあるいい左腕だったとはいえここまで打てないとは。
大社は攻撃でも守備でも常に攻めの気持ちが出ていて、気迫のこもったプレーをしていた。それに比べると報徳は全体的に元気や覇気がない様に見えた。目標は優勝、初戦では負けられないプレッシャーに、リードされたことが加わって固くなってしまったか。

9回の球審の演出過多には苦笑い。
報徳特A、大社C……スポニチくんさあ・・・



第四試合
創成館(長崎) 1-0 白樺学園(北北海道)

諸事情で初回と終盤しか視聴できなかったので投手戦だったのか貧打線だったのか不明だが、両チームとも四死球ゼロは投手を褒めるしかない。というか高校生の試合では四死球ゼロなんて試合ほとんど見た記憶がない。
唯一の得点が外野後逸からの犠牲フライ。こういう試合はどうしてもミスした方が負ける。