いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



7/30の雑談

第二波

第一波より深刻な状況になっているのに何もしない政権。 
こんな状況なのに、マスクの発注金額が高いとか心底どうでもいいことに難癖つけている野党。
感染者数の発表をするだけで具体的には何もしない知事たち。
政治家って、やっぱり国民なんてどうでもいいだなって。



緊急地震速報空振り

確かに少し場所が違って有感地震はなかったかもしれないけど、実際に地震は起きているんだから謝る必要ないでしょう。むしろ悪手だと思うけど。
下手に失敗するイメージを付けると、オオカミ少年化が加速して肝心な時に役に立たなくなるぞ。



夏場所

照ノ富士、膝がまともならマジ強いな。
一方、2日目から休む何故出てきたのか分からない横綱に、勝ち越したら「もうええわ」とばかりに休場するカド番大関に、負けたらわざとらしく足を引きずるパフォーマンスをする横綱。うーん。。。
新横関と還り入幕が頑張ってるのに、これじゃ盛り上がらないよ。



お届き物

「四畳半タイムマシンブルース」森見登美彦角川書店
「マカロンはマカロン近藤史恵創元推理文庫

「記憶書店うたかた堂の淡々」野村美月(講談社タイガ)

静乃の優しすぎる恋人、誠が突如失踪した。職場を訪ねると、彼は一年前に亡くなっているという。彼は一体誰だったのか……?
静乃の脳内に存在する、自分のものではない思い出。これは人の記憶が綴られた書物を売買する、うたかた堂の仕業か。記憶に浮かぶ海を、静乃は目指した。冷めた目をした美貌の青年が書物を繙くとき、心に秘めた過去が、秘密が、願いが、解き明かされる!


人の記憶を抜き取ったり他人に与えたりすることができる青年・現野一夜。彼が営む記憶の売り買いを生業とする「記憶書店うたかた堂」に関わった客の人生の一幕を綴る短編連作集。
うたかた堂を頼る客は、辛い記憶を忘れるために消去してもらったり、愛する人を救うために記憶を移植してもらったり、役のために他人の記憶を買う役者がいたりと人それぞれ。その結果も、記憶を消されたり他人の記憶を得ることで人生のどん底から助けられたり、逆にその魅力に溺れたりと、人生の機微を凝縮して味わえる短編集になっている。
ただまあ、よくある設定の話ではある。(自分はこれを読んで、世にも奇妙な物語の小堺さんが主役の話を思い出した)
あるのだが、似たような物語と決定的に違う点が一つ。
この手の話の記憶を操作する側は、裏方に徹しているかミステリアスでどこか怖いキャラクターが定番であるが、本作の現野一夜は欠点だらけのへっぽこな愛されキャラ。2話目に婚活パーティーに出てきた時は度肝を抜かれた。そして1話目のしんみりした空気を見事に吹き飛ばしていった。
そんな人として欠陥だらけの彼が、客たちの人生に触れ、仕事の後の感謝の言葉をもらい、少しずつ変わっていく姿が、周りの人達の微笑ましい表情と共に描かれる。これこそがこの作品の肝だと思う。記憶の操作という、どうしても切なく身につまされる話が多くなる中で、どこかホッとさせてくれる要素が入っているのが野村先生ならではだな、と。
人々の機微と一人の青年の成長が同時に味わえる素敵な一冊だった。

「魔弾の王と凍漣の雪姫6」川口士(ダッシュエックス文庫)

『黒騎士』ロランと騎士団が守るナヴァール城砦は、恐るべき敵に包囲されていた。庶子ながら正式に王子として認められたバシュラルと、彼に従う諸侯の連合軍にである。バシュラルの背後には、北部の諸侯を権威と恐怖で統率するガヌロン公爵の影があった……。
ナヴァール城砦から火の手があがったという話を聞いたティグルたちは、冬を過ごしたザクスタン王国を発って、ブリューヌへと急ぐ。ところが、たどりついた城砦にロランと騎士団の姿はなかった。
バシュラルと出会い、また幼いころの悪友リュディエーヌと再会したティグルは、己の大切なものを守るために、ブリューヌの歴史を大きく変えるであろう出来事に自ら関わっていく。


周辺諸国を一周回って舞台は再びブリューヌへ、な第6巻。
今回は二人の強力な新キャラが登場する。
一人は武の強キャラ、バシュラル王子。
後から認められた庶子の王子で後ろ盾がガヌロンと、ガヌロンの道具としか思えない立ち位置なのにまさか本人が強いとは。
元傭兵で単独で戦って強く(戦姫を軽くあしらえる男性キャラは魔物以外では初めてでは?)狡猾さと戦術眼もありそうで、今後ティグルがどうやって攻略していくのかが楽しみ。しかし、こちらのシリーズは竜具レベルの武器の大安売りだな(^^; 
もう一人は正妻レースの強キャラ、リュディ。
今更登場の幼馴染キャラで思い出の内容もミラと被っている。これは当て馬だな、と思ったらとんでもない。自分の感情のまま動く単純な性格、ミラを排除しようとはしない純真さ、ブリューヌの有力貴族という立場を駆使して、ティグルの懐にスルッと入り込み、ティグルの意思が揺らぎミラが本気で慌てるほどの強烈な一手を放っていった。これはミラもうかうかしていられないだろう。本気の反撃に期待したい。
物語としてはブリューヌ内乱編前編といったところで、魔物たちも大人しく、新キャラ達の顔見せがメインの回だった。
次はこれまで助けてきた仲間が続々集まりそうで、戦局がどう動くのか楽しみ。

「ロクでなし魔術講師と禁忌教典17」羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

魔術祭典決勝を襲った最大の悲劇。セリカ=エリエーテ大競技場では“天使の塵”の末期症状による死亡者が生まれていた――。誰もが動揺する中、混乱に乗じて動き出したのは、アルザーノ帝国女王府国軍大臣アゼル=ル=イグナイト。帝国を牛耳るべく、クーデターを引き起こしたアゼルは、イヴに対し、自分のもとへの帰参を命じるのだが……「終わらせなければならない……それがイグナイトの責務だから」ついにイヴは、公爵家との決別を決心し、グレンと共に女王軍の指揮を執ることに。
立ちはだかるのは、最低の父と最愛の姉。イグナイトのたどり着く道は――。



アゼル=ル=イグナイトのクーデター、帝国軍が割れる第17巻。
他国で内乱するなんて、なんて迷惑な人たちなんだ……という素のツッコミは置いといて
ハイライトは冒頭のジャティス。天の智慧研究会に一杯食わせて即退場。美味しところ持って行きやがって。遠くに飛ばされていたけれど、またおいしいところで戻ってくるんでしょ? 知ってる。
その後は「イブ、頑張る」「グレン、口説く?」「三人娘、イヴを正しくライバルと認識する」の三本です。といったところ。
……え?クーデターはどうしたかって?
シリーズのポディション的には中ボスクラスだったとは言え、イグナイト父が予想以上、想定外に無能で小物だった為に、本来のメインイベントが盛り上がらなかった。
文章のバトル、特にこのシリーズのバトルシーンは、双方に意地とか生き様とかそういうものが掛かっているから熱くなるのに、イヴやグレンが自分の正義を貫いて必死になって戦っても、相手が癇癪を起こしている子供レベルのメンタルでは脱力してしまう。アニメになれば戦いは激しく画面は紅く眩しい派手なシーンになったかもしれないが、文章であれなら物言わぬ魔物と戦っていた方が盛り上がる。
また、イヴの有能さを表す為に一部戦記ものっぽくなっていたが、敵将があれでは。ギリギリの勝利で盛り上がるわけではなく、かといって相手の方が戦力があるのでそれなりの被害はあって楽勝というムードもない微妙な感じになってしまった。
辛い目にばかりあっていたイヴには悪いけど、イグナイト父の残念さだけが際立っていた。まあ、イヴはグレンが慰めてくれたからいいよね。
これで一旦事態は収束、帰還かと思ったら、状況はさらに過酷な状態に? これはもう学園コメディに戻るのは無理そうだ。

J1 第7節

清水 4-2 大分


後半20分から雷雨で約1時間中断も何のその、中断前のリードを生かして逃げ切り、第7節にして今季初勝利ですO(T∇T)O
初の複数得点どころか、大分にほとんど決定機を作らせない完璧な試合内容でまさに完勝!……と、書こうとしたら、
後半42分から立て続けに2失点。2失点以上は別にノルマじゃないんだよ?(´・ω・`) 手放しで褒められなくなってしまったじゃないか。負けている時もそうだけど、今期は集中力を切らすことが多すぎる。
それでも勝ちは勝ち。これでやっと今期のJ1に参加出来たような気がする。
それと今日の得点はすべて西澤のプレースキックから。ここにきて信頼できる武器を見つけられたのは大きい。