いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「だってわたし、“文学少女”ですもの」

・姪たち帰る
本日も折り紙の先生でした(-∀-;)



・PSN問題
保障が無料ゲームと有料サービスの体験版てwww
それただの宣伝じゃん。要するに反省の色は全くなしということか。



・やきう
楽天は3つ勝てないねぇ
セはいつまでヤクルトと広島で競ってくれるかな?ドキドキ



・MHP3
金冠集めが苦痛になったので炭鉱夫して武器使用回数を増やす日々。
しかし500は遠い。

「半熟作家と“文学少女”な編集者」野村美月(ファミ通文庫)

半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)
半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)

新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。――が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわか笑顔で容赦なく原稿修正を指示してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!? そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内容が書かれて……って差出人は、まさか!? 半熟作家・雀宮快斗とその担当編集者遠子が織りなす、物語や文学を食べちゃうくらい愛する"文学少女"の、最後の物語。


あいたたた(苦笑)ってのが第一印象なのよね、最終巻なのに。
躾が出来ていないやんちゃな子犬を、遠子お姉さんが掌の上で遊ばせている感じ。遊ばせてる本人は100%自覚が無いけどw
自意識過剰で中二病が抜け切っていない高校生作家・快斗に苦笑しつつ、大人になってもいい意味でも悪い意味でも変わっていない遠子を微笑ましく思い(失笑含む)、時々垣間見える心葉との順調な関係にニヤニヤ。
こうしてみると、この最終巻は終始笑っていられたんだなあ。
いやいや、凄いわ半熟作家。“文学少女”の代名詞「愛憎」を吹き飛ばしてコメディにしてしまったんだもの。
涙の色が濃かった本編のラストを塗り替える、完全無欠の笑顔でのシリーズラスト。いくつもの涙で彩られてきた作品が最後の最後は笑顔で締めくくられるというのは、感慨深い思いと共に想像以上の安堵感をもたらしてくれた。やっぱりハッピーエンド、笑顔のラストはいいものだ。
遠子さん、お幸せに!




短編連作形式なので一応各話毎に一言

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