いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「キノの旅は直線番長だからね」

にゃんぼー! 第3話「がんばりやミケ」
ミケがメインのはずなのに、シロの理不尽さとチョロさばかりが目立っていた。あとコトラかわいい。
最後拾ってきたのはなんだろ?




村上春樹が取れないのは予想通りでもボブディランは想像すらできないわ。文学?(^^;

「キノの旅 XX ―the Beautiful World―」時雨沢恵一(電撃文庫)

キノの旅XX the Beautiful World (電撃文庫)
キノの旅XX the Beautiful World (電撃文庫)

「旅人さん! マニッシュな雰囲気がステキだせ!だから単刀直入に言うぜ!オレの彼女にならないか?」キノは、一人の男にそう話しかけられた。ガラガラだった店で生魚の切り身を美味しく平らげて、港に面した広い歩道にとめていたエルメスに近づいた時だった。「はい?」口調は若かったが、実際には四十歳は越えているだろう男だった。身綺麗で、暑い中、小洒落たジャケットを着ている。不自然なニコニコ笑顔で、「おっと、怒った顔も綺麗だぜ?」「いえ、呆れています」「だろう? 呆れた顔も美しいぜ?」(「拘らない国」)他全11話収録。
そして、20巻のあとがきは本のあらゆるところをチェック!

年に一度のお楽しみ。
キノが出ると年の終わりを感じる。もう年賀状考えなければいけない時期かー。描いてる時間あるかな。


それはさておき、
20巻を記念して原点回帰? 世間への皮肉の利いた話が多いのが最近のキノの旅の印象だったのが、今回は清く正しく―the Beautiful World―だった気がする。
恐らく初めて女性らしさが表現された表紙のキノさんはお美しく、口絵短編ではエルメスが綺麗に話をまとめたり、本編でも率直に旅の楽しさを謳っているところもあったり。面白いけど笑いは苦笑交じりな話よりも、素直にスッと入ってくる話が多かった。
象徴的なのが「宝探しの話」の師匠の振る舞い。こんなにストレートにホワイトな師匠見たことない。まあ、中には「拘らない国」のような一部の人間以外には地獄みたいな国もあったけどw
そんなわけで、今回は懐かしい感じのキノの旅が読めて満足。



あとがきは見つけるのは簡単でも順番に並べるのがひじょーにめんどくさいです先生!