いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



終わる世界、終わらない夏休み 芹沢和也の終末 (ファミ通文庫)

終わる世界、終わらない夏休みあきさかあさひファミ通文庫
オンライン書店ビーケーワン:終わる世界、終わらない夏休み

「世界は、あと四日で滅亡する――」計画都市・谷園でいつものように教室に向かった高校生・芹沢和也は、「疎開」により、ついに唯一人になったクラスメイト、大舞都亜美から「世界を救う方法を一緒に探そう」と誘われる。荒廃した街ですることもなく、生きることに執着もない和也は、暇つぶしとして亜美に付き合うことにする……。

舞台は現代日本。滅亡しようとしている世界で時間ループに巻き込まれた芹沢和也、大舞都亜美、桜井深優の三人の物語。上下巻構成の上巻


作者があとがきで言っていたそっくりな某ゲームをやっていないので(というかこの手のADVはやったことがないのだが)その辺りは気にすることなく読めたけど、もうちょっとしっかりした舞台設定とキャラの独自性が欲しかった。
時間ループ自体はいいんだけど、世界が終わる理由とそれを救えるかもしれない方法があまりも曖昧。そのせいでせっかく頑張っている3人の少年少女の姿がどうも白々しく見えてしまう。キャラクターもどこかで見たような感じが否めない。
下巻はこの曖昧な設定にどう肉付けや理由付けをするのか、そしてどうやって話に収拾をつけるのかが見所かな。


どうでもいいことだけど、あの容姿あの言動で星野留美って名前は捻りがなさすぎだろうw



〜余談〜
ファミ通文庫のサイトが1月26日にリニューアルオープン!
あらすじコピペしにいったらリニューアルの最中で入れなかったのさw