高校一年、生徒会庶務にして不幸体質の富家幸太は、ある日みんなの兄貴な生徒会長すみれの妹、さくらと出会う。明るくてかわいい彼女に幸太は惹かれるが、さくらは自分の色香に無自覚で無防備な天然扇情娘だった!
彼女の追試の勉強を手伝うことになった幸太は、いけない妄想と煩悩との戦いを強いられることになるが――。幸せに不慣れな幸太と天真爛漫なさくらの恋の行方ははたして!?
とらドラ!番外編
本気で読むのは寝る前にしてちょっとだけ・・・と、思って読み始めたらズルズルと最後まで(ノ∀`)
不幸体質の幸太と天然娘さくらの初々しいラブコメ。非常にベタな展開なのに竹ゆゆテイストで味付けされるとどうしても顔がニヤける。流石は竹ゆゆ。
でも、ぶっちゃけてしまうとこの作品はメインの二人より、会長×北村の方が気になる。
まず男前やら兄貴やらしつこく男らしさを強調されている会長(狩野すみれ(もちろん女性))が可愛すぎる。妹に負けないくらいの無防備さと弱点を見せた時のギャップがたまりません!
そしてそれを見守る北村の健気さが涙を誘う(大袈裟w 本編でも北村が会長を好きなのは表現されているけど、ここまで苦難の道だとは。カラー最後のページの大河の台詞「なるほど。唯一素敵な北村くんの苦労話が次ページから綴られるってわけだ」はあながち間違いじゃないな。
なんだかメインの二人そっちのけでひたすら北村を応援したくなる一冊だった。