いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ねくろま。 (MF文庫J)

ねくろま。平坂読MF文庫J
オンライン書店ビーケーワン:ねくろま。

容姿端麗、頭脳明晰、向かうところ敵なしの完璧超人として王立トリスメギストス魔道学院内で注目を浴びるソリス・アレクサンドロには、一つ大きな秘密があった。それは『ゾンビや幽霊、とにかく心霊関係全般が死ぬほど苦手』ということ。本当の自分を隠しながらも、生徒会の仲間や自分を慕う可愛い後輩たちに囲まれて、それなりに楽しく賑やかな学園生活を送っていた。そんな彼のもとにある日突然やってきたのは、透き通るように真っ白な身体を持ち、ソリスの幼なじみと同じ、マシロと名乗る、一体の……!? ちょっと不思議な純愛ラブコメディ、開幕!!

魔法学院の優等生ソリスを中心に繰り広げられる学園ラブコメディ。一応ラブコメだけど、ラブ1:コメ9くらいの割合。


これは素晴らしいおバカ小説。いやー笑った。序盤のメイとキャロルのゾンビ談義でいきなりやられ、その後も漫才のような会話のオンパレードで噴出すこと数回。
とにかくキャラが濃い・・・というか濃すぎる。性格と弱点に難がある主人公と前代未聞のヒロインの二人もなかなか濃いが、その脇を固めるサブキャラ達がもっと濃い。性格に問題があり我が道を行くタイプの人物ばかりで、彼らの噛み合わない会話が面白い。読んでる分には楽しいけど、絶対こんな人たちの中では生活したくないなぁw 
これはシリーズものなのかな? 是非とも幼女生徒会長の更なる活躍が見たいんだけど。