いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



DOORS〈1〉まぜこぜ修繕屋 (角川スニーカー文庫)

「DOORS Iまぜこぜ修繕屋」神坂一角川スニーカー文庫
ドアーズ 1 (1) (角川スニーカー文庫 46-18)

ふつーの女子高生ミヤが、目をさましたら、なぜか家中がドアだらけになっていた! しかも妹のチサはリスになるし、テレビからウニョウニョは飛び出すし、ハチは巨大化するし、もうめちゃくちゃ!? 幸せな日常を取り戻すために、ミアはドアをくぐり世界修繕の旅に出る。だけどたどり着いたのは、“妹”が全人類を支配している世界だったり、魔王が地獄から甦っている世界だったりで――!? 仲良し姉妹の超常的パラレル・コメディ!!

目が覚めたら家はドアだらけに、そして世界の常識はおかしくなっていた。リスになった妹チサと世界を修繕して回っているシュリンと共に世界を修繕するたびに出る事に・・・といったお話。


まさにやりたい放題。これは楽しすぎw
基本の形はキノの旅に代表される旅ものだけど、完全にコメディに特化している。というかもの凄い変化球。ここまでバカらしくてくだらないことを力いっぱいやりきられたら、笑うしかないでしょう。


以下各話毎
第1の扉
内容:事の始まりと始めての修繕。
見所:人間とリスのガチンコタイマン勝負。

スタートからとにかくめちゃくちゃw でも実際にいきなりこんな世界に放り出されたら絶対に神経病むって(^^;
襟元から顔だけ出しているチサ(リス)の絵を想像して萌えた。


第2の扉
内容:妹のチサが触手に!
見所:魔王vsミヤ

魔王の哀れな独り相撲ぶりに思わず涙が・・・出るわけがないw 
でもミヤの攻撃回避方法と攻撃方法のアホらしさ笑いすぎて涙がw


第3の扉
内容:人類は“妹”に滅ぼされようとしていた・・・
見所:シ○プリにも負けない妹力。

おバカな設定ばかりの物語だけど、その中でもこれは飛びぬけておバカ。作者の並々ならぬ妹に対する愛が伝わってくるwそういえば、かの有名なリナ・インバースも妹だな


第4の扉
内容:扉を開けると普通の世界が!
見所:のび太やカツオが進級しない真の理由が今明かされる!?

そうかそれで彼らは進級しないのか・・・って、んなわけあるかーw
ちょっとシリアス風味で「おっ」と思ったのに、オチがひどい(←誉め言葉