いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



薔薇色にチェリースカ〈2〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

「薔薇色にチェリースカ2」海原零スーパーダッシュ文庫
薔薇色にチェリースカ 2 (2) (集英社スーパーダッシュ文庫 か 6-13)

自衛のために、直々に蛇の帯同を許された綺羅崎ヒロ。が、それならばとばかりに理事長から下された指令は、10年前に閉鎖された地下教会の破壊だった。止むを得ずチェリースカを伴い現場へ赴いたヒロ、しかしそこに現れたのは……。彼女の敵とは? 彼女の背負いし宿命とは? 制御不能の零的狂乱ロマン、欲望と謎解きの第二幕――

チェリースカの正体が明らかになるシリーズ第2弾


濃っ! サブキャラたちが濃すぎて主役が喰われそうな勢い。
冒頭でオレ様理事長の理不尽すぎる演説に惚れ惚れし、次はネコミミ幼女生徒会長という個性的すぎるキャラに驚愕?し、締めは変態ドS男の公開拷問ショー。す、ステキすぎる。
しかもこのドS男のヒロとチェリースカの追い詰め方がえげつない。圧倒的な力を持つドS男の執拗な攻撃や罠にピンチの連続で、息をつかせぬ展開にドキドキさせられっぱなし。そしてその中で見せてくれる普段は強いチェリースカの弱々しい姿がそそられる。それにしてもヒロたちの追い込み方といいヘンゼルのSぶりといい海原先生はドMだなw
微エロでアクが強いからダメな人もいるだろうけど、個人的にはこのシリーズ好き。
敵に居場所がバレた上に怒りを買い、学園内はほとんど味方が居ない(チェリースカの言うもう一人はどう考えても幼女会長だし)まさに四面楚歌状態になってしまった感のあるヒロとチェリースカ。この状況をどう乗り越えていくのか、次が楽しみ。