いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



DOORS II 新たなる敵を修繕せよ! (角川スニーカー文庫)

「DOORS2 新たなる敵を修繕せよ!」神坂一角川スニーカー文庫
DOORS II 新たなる敵を修繕せよ! (角川スニーカー文庫 46-19)

「おまえは、奈落の公爵アスモデウス・ミヤ!」って言われたって、何のことかわからないわよっ!! わたしはフツーの女子高生のミヤなんだから! おかしくなった世界をなおすためにドアをくぐり飛び込んだ異世界で、いきなり現れたおじいちゃんに、そんなこと言われてびっくり。おまけに世界修繕の必需品レンチも奪われちゃって、世界は本当になおせるの!? 仲良し姉妹のパラレル・コメディ、驚愕の完結編!!


う〜ん、色々と端折りすぎだろう。終わるのも早すぎるけど、中身も急ぎすぎな気が(^^;
第5の扉、第6の扉はまさかのシリアスな話。シリアスなのは嫌いじゃないし、あの状況でそういう不安を持つのは当然だとは思うけど、ダイジェスト版みたいな展開とオチが強引なのがちょっとなぁ。
第7の扉、第8の扉は本領発揮。どっちの話もおバカな内容と振り回されるミヤの苦悩が面白い。特に第7の扉はインパクトでは触手に負けるけどおバカ具合は過去最高。
最後の扉はまさかの2段オチには驚いたけど内容が微妙。同じようなことを繰り返すのだが、1回目に説明を端折り過ぎてて、2回目に同じ事を被せられても不完全な天丼ではあまり笑えない。
7,8の扉では大いに笑わせてもらったけど、期待してただけにちょっと物足りないなぁ。