いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈3〉 (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶3」三浦勇雄MF文庫J
聖剣の刀鍛冶 #3 (3) (MF文庫 J み 1-11)

セシリーの叱咤からリサへの態度が軟化したルークは、不承不承ながらもリサの灰被りの森での野草の採集を手伝うことにする。一方、セシリーたちの暮らす独立交易都市・ハウスマンでは、人外による凄惨な通り魔事件が発生。セシリーたち自衛騎士団の眼前に現れたその人外は、全身いたるところから剣や槍を生やした、あまりにも異形すぎるモノだった。騎士団が懸命に包囲するも人外はこれを易々と突破し、灰被りの森へと逃走を始めるのだが――!?
太刀筋閃き変幻する壮大なファンタジー叙事、第三弾!!

表紙は新キャラかと思ったらセシリーだったのか。


作者曰く、覚悟の上に覚悟を重ねるシリーズ第三巻。
覚悟という言葉でもいいけど、リサが、アリアが、セシリーが何かを吹っ切るための第三巻のほうが個人的にはしっくりくる。
それにしても思いのほか容赦なく突き落としたな。
リサのは良いきっかけだったけど、セシリーのはきつい。セシリーはいつも全力疾走してるような娘だから転んだ時の衝撃が大きいくて、痛々しくて見てられなかった。だからこそ這い上がれた時の強さは計り知れないんだけど・・・流石にこれは後味苦めかな。
きっちり区切りがついた割にはセシリーの啖呵で終わった前回に比べるとスッキリしない面が多く残るが、今回の「覚悟」で4人がしっかりと前を見据えて歩き出した感があるので、今後の熱い展開に期待。でもセシリーは横をチラ見しながらになるかな?ニヤニヤ


ところで公務役所半壊で謹慎だったけど、鐘はいいのか?