いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



キャンペーンに託けて祝辞を述べる

新春はてなダイアリー書き初めキャンペーン
お題は
・2009年あなたと京都


私が京都へ行ったのは二度、鳥取に家族旅行へ行った帰りに寄った天の橋立と中学の修学旅行です。当時、子供(ガキ)だった私は、そこで京都の本質に気付くことはありませんでした。
それから十数年、三十路前にしてようやく京都の本質を書物にて知ることになりました。
京都とは魑魅魍魎の巣くう街だったのです。


夜な夜な煌びやかで妖しげな電車が走っていたり、*1

狐の面を被って徘徊している人がいたり、*2

四畳半のアパートに縁結びの神様が住んでいたり、*3

狸が人に化けて宴会や勢力争いをしていたり、*4

天狗になってしまった大学生がいたり、*5

クリスマスにはええじゃないか騒動が起こったり、*6

締め切りに追われた作家が竹藪伐採をしていたりするのです。*7


はい、一つでも読んだことのある方ならもうお分かりですね。そう森見登美彦氏の作品の中での話です。
読んだことのない人でこんな可笑しな京都を味わいたい人は下にある書影をクリックして購入してください
脳内で京都=森見登美彦という等式が成り立っている私には、お題を見た時これしか思いつかなかったわけです。


前置きが無駄に長くなりましたがここからが本題です。
なんのこっちゃ分からない方ははてなダイアリーのトップページにあるおすすめの日記の左下の日記をご覧下さい。


森見登美彦先生、三十路の誕生日おめでとうございます。
私も同じ79年生まれですので、すぐに後を追うことが決定しております。
また、ご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに!
残念ながらこちらは後を追うことは出来そうにありません。「裏切り者」なんて言いませんので、その分その幸せを少し分けてもらって、この応募に当選させていただくと大変いい感じです(笑)
そして2009年どんな京都で笑わせてもらえるか楽しみにしております。




・・・うん、“2009年”も“あなた(私)”も“京都”も入ってる。問題ないw

*1:夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

*2:きつねのはなし

*3:四畳半神話大系 (角川文庫)

*4:有頂天家族

*5:新釈 走れメロス 他四篇

*6:太陽の塔 (新潮文庫)

*7:美女と竹林