いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



黒姫のユズハ (MF文庫J)

「黒姫のユズハ」田口一(MF文庫J
黒姫のユズハ (MF文庫J)

特殊な文様を施すことでさまざまな現象を引き起こすことのできる「文様装飾」の力で満たされた世界。文様師を目指すレンは、ある嵐の日、海岸で古びた棺を見つける。レンは古い文様の装飾されたその棺が古代文様の勉強になるかもしれないと家に持ち帰るが、棺の汚れを落としたレンの目の前で、その棺が少女の姿に変化する!! ユズハと名乗るこの少女は、もしや、この世界を作ったと言い伝えられる姫たちの一人なのか――? レンとユズハは、妖しく展開する文様の運命に踊らされる! 鮮烈な異世界ファンタジーの幕がいま開かれる!!

落ちこぼれの主人公がヒロインと出合い、事件に巻き込まれながら成長していくオーソドックスな異世界ファンタジー


ね、ネコミミじゃないだと? bk1の小さな画像で見た時はネコミミにしか見えなかったが。まあそれはいい。こちらの見間違いだ。しかし・・・
エロなし・・・だと!? 前作であれだけのことをやっておきながらそこをばっさりと切り捨ててくるとは。いや別に無いなら無いで構わないけど。ただ、結果だけみると失敗ぽいんだが。
残念ながらオーソドックス過ぎて世界観もキャラもこれというものは見つからない。それに1巻だから説明文が長くなるのは仕方ないとは思うが、勢いで物事を解決していくタイプの主人公なのに、説明が多いせいで肝心の勢いを感じない。
そもそも主人公が好みと違うというのもあるが(強大な敵には綿密に計画を立てて挑むタイプの主人公の方が好み)、いまいち楽しめなかった。