いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ANGEL+DIVE CODEX (1) .HYPERMAIDEN (一迅社文庫 し 1-4)

ANGEL+DIVE CODEX 1. HYPERMADEN」十文字青一迅社文庫
ANGEL+DIVE CODEX 1 (1) (一迅社文庫 し 1-4)

北海道九堯市の物語から数年後――
舞台は千葉県菱川市に移り、新たな物語が紡がれる。
すずと輝虎の迷(?)コンビが、百合ヶ台学園に通う女子校生、香耶と奈々に接触をはかろうと動き出した。すずたちの使命――それは敵対する組織“イコン”から特別な彼女たちを保護すること。
香耶たちの身体に表れた“異変” それがまぎれもないその証だった――
十文字青の大人気シリーズ『ANGEL+DIVE』とリンクする、新たなストーリー『CODEX』がここに始まる!

新章突入。


うわぁ スタートからこれですか。なんて容赦のない。
正直、前半分は面白くなかった。
香耶と奈々の関係は百合臭は放っているもののあまり好きになれないし、輝虎は激しくうざいし・・・すず×テディのもふもふは可愛かったけどw
しかし、双方が出会ってからが熱い! スピード感、襲い掛かる残酷な現実、切なくやりきれないエピローグ。息をつかせぬ怒涛の展開に完全に飲み込まれた。特に最後のすずと輝虎の悲痛なやり取りは強烈。このやり場のない怒りはどうすれば?
そして終わりは第一部と同じあの二人。第一部の時点では繋がりが見えずにちんぷんかんぷんだったけど、この巻で2004年のANGEL+DIVEを巡る環境が見えてきたから意味も分かり、この短いエピソードだけで次への期待でワクワクする。
あの二人はイコンなのか同業他社なのか、すずたちと第一部のメンバーがどう絡むか、次以降が楽しみ。
でも輝虎視点はもう勘弁してください。読み難さとうざさが異常です。