山ノ上大地には秘密がある。クラスメイトの美少女で正体は伝説の人魚――麻生渚と共に、浜森の町を魔物から守っているのだ。人形師事件が無事に終わった夏の終わり、学校祭の準備に盛り上がる大地と渚。空美や朱里、ＵＭＡ研究会の面々と共に、発表会に向けて画期的（危ない？）企画も動き出す!? ……そんな大地のもとに、ずっと行方不明だった大地の従兄・土志紀が姿をあらわした。なんと土志紀は、浜森に開く魔物の通り道・通路で拾った魔物を身の内に飼ってしまったのだ！ 暴走を始める強敵を前にとまどう大地と渚。ふたりの絆が試される戦いが始まる――。
えーっと・・・
城崎先生怒ってますよね？ 少年ジャンプの打ち切りマンガの如き最後の一文と、行間開きまくりのあとがきに無念さと怒りを感じるのですが。
違ったらごめんなさい。
とういわけで、打ち切り臭しかしない最終巻。
前巻までのＵＭＡ関係の伏線を回収しつつ強大な敵との死闘という内容で、朱里他周りのキャラにほとんど出番なし。ラブコメのていを保つためなのか、無理やりこじ入れた感丸出しのメイド服イベントがなんとも痛々しい。
そんなことより、
死線を潜り抜けたことでようやく二人の距離がグッと縮まったのに、この先が無いだなんてorz
きっとこの先には、渚が逆切れして思わず「好き」って叫ぶシーン（ツンデレヒロイン必須イベントですよね）や 朱里が涙を飲むシーン（大地はそういうことをいい加減にする男じゃないと信じてる）があったに違いない。
ラブコメ的に宙ぶらりんのまま終わってしまったのと、ラストシーンが渚の満面の笑顔で終わらなかったが非常に残念。
