いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「三流木萌花は名担当!」田口一(MF文庫J)

三流木萌花は名担当! (MF文庫J)
三流木萌花は名担当! (MF文庫 J た 5-8)

「あなたが、時任零路?」突然、学校の階段で女の子から名前を呼ばれ、僕は思わず立ち止まった。時任零路は、僕が三流木出版からデビューしたとき、一度使ったきりのPNだ。今はもう封印している。まっっっっったく、売れなかったんだ。ところが久しぶりに編集部に顔を出すと、そこにいたのはあの階段の女の子三流木萌花だった。「担当命令よ! 萌えでエッチなラブコメを書きなさい!」えええっ!? ……も、“萌え”? 文学、目指してるんだけどくぁwせdrftgyふじこ。アグレッシブにラブってコメる“ラ界”の風雲児・ミツルギファイヤー文庫創刊!!


表紙を捲ったらいきなり吹いたw
表紙を開けると裸と言うパターンはMF文庫Jで何度かお目にかかっているが、まさか○○○だけとは。これは予想外。


最近の流行りかもしれない主人公が作家のラブコメ
オタっ気の全く無い主人公に普通?の女の子が「萌え」とは何か教え込む話。
初めは業界ネタなどの小ネタも特に無く、少し設定が変わっているだけで普通のラブコメかな?と思いつつ読んでいたのだが・・・
三章から田口先生の“本気”が始まった。
「小説のため」という大義名分を盾に、スク水で着衣プレイ包帯プレイハードSMだと・・・変態だ。変態すぎる。流石としか言いようが無い。(よい子は反転してはいけません
しかも積極的なのは萌花で、自分で始めといて最後は羞恥で凹む姿と軽くお馬鹿な感じがなんとも可愛い。
他にも堅物テンパリ娘の風紀委員に邪気眼イラストレーターとサブキャラも濃く、無味無臭だった前作より間違いなく面白い。(ただし風紀委員の風見鶏さんは後半全く出てこないけど)
次は貞操観念の塊の風見鶏さんをひん剥くんですね、わかります。