いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「天川天音の否定公式2」葉村哲(MF文庫J)

天川天音の否定公式 II (MF文庫J)
天川天音の否定公式 II (MF文庫J)

未だ知られぬ無限の物理法則を自由自在に操る、二万と四つの『否定公式』。禁じられた“虚構式”を封印するため、式の断片を追う天音にかかわってしまった雪道は、クラスメイトの瑛子とともに天音に協力していくことになる。そんな彼らのもとに現れた領域の内通者・シロコ。なぜかシロコは雪道に異常に懐いてしまい、天音の機嫌は急降下するばかり。しかし、遊んでばかりもいられない天音たちは、学園に出没する妖精フェアリーテイルの式を回収に向かうが……。“こころを狩る”『全自動オーケストラ』浅闇シロコの否定公式が唸りをあげる、学園バトルアクション第二弾!

・・・学園バトル・・・アクション?



主人公にベッタリの新キャラ シロコの登場で、瑛子の嫉妬の嵐が吹き荒れる2巻。
瑛子かわいいよ瑛子
日常パートでのヤキモチの数々が可愛すぎる。
静かに怒る姿やお堅いがゆえに変な風に暴走する様子は1巻での沈着冷静な姿と凄いギャップ。ネコミミとかもーね(*´Д`)ハァハァ それに出番が無いかと思われた非日常パートでもちゃんと出番がある上に、心の強さや覚悟などカッコいい姿も見られて瑛子ファンとしては大満足。
加えて一巻ではそうでもなかったメインヒロイン(一応)の天音も完全に恋愛モードに移行。自覚はないけど、他の女の子とイチャイチャしてるとムカつくとか、意味もなく張り合っちゃったりするのはラブコメの醍醐味ですな。
そんなわけで、めっちゃラブコメだった。
イベントといい話の比重といい、否定公式や主人公の正体とかはおまけなんじゃないかと思うくらい。
この巻だけだと諸々の設定は女の子キャラを増やすための道具で、このままハーレムラブコメの道を突き進んでいきそうな勢いだが、次はどうなる?