いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります」榎木津無代(電撃文庫)

ご主人さん&メイドさま―父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります (電撃文庫)
ご主人さん&メイドさま―父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります (電撃文庫)

「ご主人、余は緑茶を所望する」「はいはいお茶ですね〜ただいま〜」「ご主人、肩が凝った」「はいはい、お揉みしますね〜」「それとご主人、足を舐めることを許可する」「はいはいただいまぺ〜ろぺろ……ってちょっと待てやぇああああああああ!」「む?」「お聞きしたいんですが、あなたの中でメイドと主人の関係とは?」「メイド>>>>>>>>>>越えられない壁>>>>ご主人」「アンタ何様!?」「メイドさまである!!」
ってなわけで、メイド大好きオタク高校生・五秋陣こと「ご主人さん」と、傲岸不遜な金髪美少女「メイドさま」との主従逆転ドタバタラブコメ、第16回電撃小説大賞〈銀賞〉受賞作登場です!!

色々な意味で突き抜けたバカ小説。
主人公・五秋陣が本能(主に下半身)の赴くままに最初から最後までハイテンションで突っ走る。


うん、これ無理。
読みきった感想は「疲れた」だけだった。
バカ小説は好きだが、このテンションと品の無さは受け付けない。
ずっとテンションが高いままなのは疲れるし、シリアスな場面でお馬鹿な技や台詞ばかりなのもどうかと思う。メリハリがないのは好みじゃない。
ここまでやりきれば面白い人には面白いんだろうけど、自分にはこれを楽しめる素養はありません。