いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ふぁみまっ!」九辺ケンジ(GA文庫)

ふぁみまっ! (GA文庫)
ふぁみまっ! (GA文庫 く 3-1)

「ボンジョルノ、お兄ちゃん。私はサブリナといいます。今日からお兄ちゃんの妹です」
 和己のもとに両親から送りつけられてきたのは、なんと“妹”だった!?
 しかも両親によると、サブリナにはなにやら事情があるようで――。
「もしかして、マフィアの隠し子?」
「スィ」
「殺し屋の卵?」
「スィ」
 ぎゅ。サブリナが和己に抱きつく。
「そして……お兄ちゃんの妹です。逢いたかったです、お兄ちゃん」
金髪ツインテールに、碧く綺麗な瞳。でも、世間知らずのサブリナに、和己の毎日は一気に大・崩・壊!!
第2回GA文庫大賞奨励賞受賞作。


いやいやいやいや。関係ないのはわかってたけどさ。そこは出そうよ、一回くらいは出そうよ。普通に現代の話なんだし、コンビニのシーンを挟むのは簡単でしょう。そこで読者もニヤリとするわけですよ。ツッコミ待ちでセ○ンイレ○ンや○ーソンでも可だけど、とりあえずお約束は大事。


そんなわけで、このタイトルなのに某コンビニが欠片も出てこない本作品は、どちらかと言えば悪い意味でふつーのラブコメ
キャラ設定も展開もどこかで読んだことあるようなものが多く、よく既視感に襲われる。ギャルゲ脳の人が書いたんだろなって感じ。
それにしても宗介タイプはやっぱり犬属性なんだな。まあ、あれだけ暴れまわってツンとか目も当てられないか。サブリナの和己の前では一生懸命尻尾を振って、沙希の前ではう〜と唸ってるような子犬みたいな様子はなかなか可愛かった。特に かぷり。 の文字と挿絵の可愛さが◎。
ただ、他に見所も無いので次はいいかな。