「ボンジョルノ、お兄ちゃん。私はサブリナといいます。今日からお兄ちゃんの妹です」
和己のもとに両親から送りつけられてきたのは、なんと“妹”だった!?
しかも両親によると、サブリナにはなにやら事情があるようで――。
「もしかして、マフィアの隠し子?」
「スィ」
「殺し屋の卵?」
「スィ」
ぎゅ。サブリナが和己に抱きつく。
「そして……お兄ちゃんの妹です。逢いたかったです、お兄ちゃん」
金髪ツインテールに、碧く綺麗な瞳。でも、世間知らずのサブリナに、和己の毎日は一気に大・崩・壊!!
第2回GA文庫大賞奨励賞受賞作。
いやいやいやいや。関係ないのはわかってたけどさ。そこは出そうよ、一回くらいは出そうよ。普通に現代の話なんだし、コンビニのシーンを挟むのは簡単でしょう。そこで読者もニヤリとするわけですよ。ツッコミ待ちでセ○ンイレ○ンや○ーソンでも可だけど、とりあえずお約束は大事。
そんなわけで、このタイトルなのに某コンビニが欠片も出てこない本作品は、どちらかと言えば悪い意味でふつーのラブコメ。
キャラ設定も展開もどこかで読んだことあるようなものが多く、よく既視感に襲われる。ギャルゲ脳の人が書いたんだろなって感じ。
それにしても宗介タイプはやっぱり犬属性なんだな。まあ、あれだけ暴れまわってツンとか目も当てられないか。サブリナの和己の前では一生懸命尻尾を振って、沙希の前ではう〜と唸ってるような子犬みたいな様子はなかなか可愛かった。特に かぷり。 の文字と挿絵の可愛さが◎。
ただ、他に見所も無いので次はいいかな。