いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「宝城瑠璃華は止まらない!」箕崎准(一迅社文庫)

宝城瑠璃華は止まらない! (一迅社文庫)
宝城瑠璃華は止まらない! (一迅社文庫)

宝城瑠璃華。それは知性、美貌そして財力。持たないものは何もない完全無欠のお嬢様。
そんな彼女を幼なじみに持つ水月君人は、高嶺の花になっていた瑠璃華が突如、平凡極まりない自分と同じ高校へ入学したことを知る。
あの瑠璃華がなぜ、この高校に? そんな好奇心は猫をも殺す?!
幼馴染みの意外な秘密を知った君人は理由あって瑠璃華と一つ屋根の下で共同生活を送る羽目になるのだが……。


前作「えでぃっと!」が面白かったので作者買いしたのだが・・・
これはない。今年読んだラブコメの中では間違いなく一番面白くなかった。
あらゆるシーンで文句を言いたいが、長くなるから一つだけ。
「こんなやつらいるかっ!」とツッコミたくなるほどキャラが酷い。
こんな空想上のお嬢様という生物みたいなヒロインと、天才設定なのにただの馬鹿で偉そうなだけのメイドのどこに萌えろと? 可愛いと思える要素や感情移入できるところがどこにも見当たらない。
それでも、そのキャラをネタにして笑い重視なら読めたかもしれないが、よりによってラヴ重視とは。あまりのリアリティのなさに安っぽさしか感じなかった。


なんで「えでぃっと!」の続きじゃなくてこれなんだorz
宝泉院さんはお嬢様でもいい娘だったのに・・・