いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「神明解ろーどぐらす3」比嘉智康(MF文庫J)

神明解ろーどぐらす 3 (MF文庫J)
神明解ろーどぐらす 3 (MF文庫 J ひ 3-9)

一学期最後の日。池田十勝は、丹下まりもに些細な嘘をついた。
「ねえ、土曜とか日曜とか、昨日の月曜とかにキララと会ったりした? 電話したりとかした?」
会ったり、電話したりしていないと答えたのだが、それは嘘だった。
そんな嘘をつかなくてはいけなくなった日の前日までは千歳キララ、富良野咲との四人でただただ楽しく下校していた。夏休みまであと二日――。
はやくも雲行きの怪しくなってきたパラダイス下校伝説、異変!


今日もワイワイお気楽下校ライフ・・・って、あれ?
前巻の丹下の様子からラブ増量は予想してたけど、この展開は予想してなかった。
完全な恋愛モードかつまさかの切なさ全開シリアス路線。なんという甘酸っぱさ。
同じ恋する女の子でも対照的でいつもと正反対の二人の姿が可愛くて可愛くて。いつも自信満々な丹下の勇気を出せずにもじもじしている姿と、反対にネガティブ女王のキララが勇気を振り絞る姿にニヤニヤが止まらない。
と、そこまでは甘々だったんだけど、、、
出てくるのか、この人。同レーベル某作品で言うところのエア友達のような存在だとばかり・・・。おかげさまで千歳派のはずなのに、無性に丹下を応援したくなる複雑な気分になってしまったじゃないか。
多くの「まさか」といくつかの「おい、そこで切るな」で彩られた3巻だった。
続きはどうなる? どうする十勝?



周りがシリアスだと十勝の下校に対する変態的な情熱が浮き彫りになってちょっと引くねw