いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「星刻の竜騎士 III」瑞智士記(MF文庫J)

星刻の竜騎士(3) (MF文庫J)
星刻の竜騎士? (MF文庫J)

双子宮の月――衣替えの季節。アンサリヴァン騎竜学院では、毎年恒例のアロンヌ湖畔での選抜合宿が始まろうとしていた。レベッカやシルヴィアといった成績優秀者に加えて、レベッカによる特別推薦枠でアッシュとエーコも参加することになる。そのメンバーの中に、生徒会書記の少女・ルッカがいた。史上最年少で竜騎士に選ばれるほど優秀な彼女だが、ここ三ヵ月の間、ずっと授業を欠席しているらしい。どうやら彼女は「竜騎士でありながら竜に乗れない」という問題を抱えているようで……!? 美少女ドラゴンが歴史を刻む本格ファンタジー、飛躍の第三弾! 水着もあるよ!

ブコメ8割ストーリー2割、要するにこれまで通りな3巻。


まだ増えんのかい。
3巻にして5人、いや6人か。ハーレムルート一直線ですなあ。
ハーレムメンバーは生徒会書記で下級生のルッカ。彼女自身は新キャラのわりに影が薄かったのが残念だったのだが、彼女のおかげでエーコとシルヴィアのヤキモチが引き出されたのが良かった。やっぱヤキモチを妬いている女の子は可愛い。しかもこの二人、アッシュを責める時の息がピッタリなのが、なんだか微笑ましい。
ルッカは飄々としたキャラなので、気付けばアッシュの隣にいるルッカ、怒るエーコとシルヴィアの図が定番になりそう。
それにしてもエーコも随分可愛い姿を見せるようになってきたなあ。ちょっとずつ、でも順調にデレ移行しているのがいい感じ。
ストーリーの方は、
あっさりした兄バレには拍子抜けしたものの、その代わり伏線はいっぱい。ミルガウスやナヴィーの思わせぶりな発言が、今後の展開に期待が膨らむ。
そんな感じで、大きな動きはない安定の3巻でありました。